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今から何年か前のこと。
昔の私は人と関わることが大の苦手だった、一般的にはコミュ障や人見知りと呼ばれるものだ。
でも、当時小学生だった同級生にはそれが理解できなかったのだろう。周りから外されたし色々厳しいことも言われた。
特に私のことを集中的に虐めたのは班が一緒だった3人だ。
給食中話に入ろうとするとあからさまに拒まれたし、何より酷かったのが……
「ねぇ、一番嫌いな人って誰?」
「__ちゃんうざいよね。」
「分かる〜」
「あ、でも笑」
「一番嫌いな人、目の前にいたわ笑」
給食を食べていたはずの手が震えていて、怖さで涙も出ないほどだった。
そこから数週間が経ち、席替えが行われて班が変わった。
でもしばらくの間私を責めるような言葉を直接言われることが多かった。
夏が終わって成績表が渡されたとき、先生に「__さん気が強いけど、何かされてない?」と言われた。
たくさん、たくさん怖い思いをしたはずなのに私は言ってしまった。
『別に、何も。』
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作者名:揺音想愛(yuotosoa) | 作成日時:2024年3月6日 13時