悪いのだ〜れだ inarym ページ31
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最低な人は誰━━━━━━━━━━━━？
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ー ar side ー
床に脱ぎ捨ててあった服を拾い集めてシャワーに向かった君、きっと今日も俺の顔なんか見ずに帰っちゃうんでしょ？
「じゃ、おつかれ」
予想通りシャワーを浴び終えた君は俺の顔を一切見ずに、なんなら散らかった部屋もそのままで俺の家を出ていった。
ﾊﾞﾀﾝ━━━━━━━
彼女の待つ家に帰る為に。
いのちゃんとこんな関係になったのは数年前から、2人で飲みに行った帰りに酔っ払った勢いで体を重ねてからズルズルと…
初めはなんとも思ってなかったのに体を繋げていくうちに気づいたら惹かれていて、自分でも手に負えないくらいに気持ちは大きくなっていた。
『はぁ…吸殻くらい捨ててけっていつも言ってんのに…』
いつもベッドの横の灰皿にはいのちゃんの吸殻が放置されてる。知ってる？俺煙草吸わないけどいのちゃんのために買って毎回用意してるんだよ？
まぁ、いのちゃんは俺の事を処理相手としか見てないから気づいてもないだろうけど。
♪ ━━━━━━━
荒れた部屋を片していると夜中の3時を回った頃なのに俺の電話がなった。
『もしもし？どうしたの……山田。』
ー山「んー、1人で泣いてないかなって思って。」ー
『何言ってんだよ、大丈夫だってw』
ー山「今日…会ってたんでしょ、また。」ー
『なんでもお見通し？』
ー山「今から行くから、なんか食いたいもんある？」ー
『…明日も仕事だろ？』
ー山「素直になったら？」ー
『…会いに来て…』
ー山「ん、待ってて、すぐ行く。」ー
ﾌﾟｰｯﾌﾟｰｯﾌﾟｰｯ━━━━━
いのちゃんのことを彼女いるくせに俺で発散して優しさはくれない最低なやつだと思ってるけど俺も大概だ。
山田の優しさに漬け込んでいるクズ。
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
片付けを終え軽くシャワーを浴び少しぼーっとしていると山田が家に到着した。
山「大ちゃん、おいで」
玄関で両手を広げる山田の腕の中に迷わず飛び込む。
肺いっぱいに広がる山田の香水の匂い、俺の精神安定剤。
山「ベッド行こっか」
俺の欲しい言葉をくれて愛してくれるのは山田。
こんな最低な俺を受け止めてくれるのは山田しかいない。
今日も最低な俺はさっきまでいのちゃんとシテたベッドに山田と沈んでいく。
『山田、だいすき』
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有緒菜あかり(プロフ) - ありるんさん» コメントありがとうございます！！まさかありるん様から頂けるとは…大好きな書き手様にそう言って頂けて嬉しい限りです(´TωT｀)♡続編承りました！少しお時間を頂くかもしれないのですが…必ず書かせていただきます！ (2022年7月27日 12時) (
レス) @page33 id: 74f48f4a27 (このIDを非表示/違反報告)
ありるん(プロフ) - いのありやま大好物です♡続編を希望します、もし書く予定があったらよろしくお願いします（ *_* ）！！ (2022年7月26日 21時) (レス) id: 1bc2f81aa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有緒菜あかり | 作成日時：2022年3月25日 3時
