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あれからカフェオレを飲み終わると用事があるからと言い大ちゃんは先にカフェを後にした。
1人取り残された俺は手元の招待状をもう一度読み返す。
「大ちゃんが新郎…か…」
大ちゃん付き合っていた頃の俺は自分に余裕がなくて、友達の多い大ちゃんを束縛ばかりしていた。
時折見せる俺の言葉に顔を歪める瞬間や、泣いたのがわかる寝顔にこのままではダメだと思って離れた。
でも別れてからも大ちゃんのことを忘れたことなんてなかった、もう少し自分が成長出来たらもう一度気持ちを伝えようとずっと思っていた。
「お会計お願いします」
とりあえずこのままここに長居しても…と思いレジに向かう
店員「先程お連れ様から頂きましたので大丈夫です」
「そうでしたか…ではご馳走様でした」
店員「ありがとうございました」
店を出るとさっきまで晴れていた空はどんより曇っていてまるで今の俺の気持ちみたいだった。
「きっとこれが2人で会う最後になるだろうにカッコつけさせて貰えなかったなぁ…」
街を歩きながら大ちゃんとすごした日々を思い返す。
本当に幸せだった、大好きだった。
俺は自然と溢れてくる涙を拭うことなく歩き続けた。
あれから数週間後、結婚式当日。俺は今家にいる。
大ちゃんの晴れ姿を受け止める勇気も式場から大ちゃんを連れ出す勇気もなかった俺は行けなかった。
コーヒーを片手にベランダに出ると眩しいくらいの太陽が俺を照りつけた。
「いい天気…」
良く晴れた青い空、太陽が似合う大ちゃんにぴったりな日。
「おめでとう、大ちゃん。
幸せになってね…」
“大切な君が幸せでありますように。”
そう願いながら空を見上げ涙を拭った。
Fin.
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おはようございます、こんにちはこんばんは。
有緒菜あかりです！
久しぶりの更新になってしまってすみません！
今仕事が忙しく家に帰って死んだように寝るという生活をしてるせいで、作品自体はストックあるんですけど校閲作業が追いついてなくて( ;ᯅ; )
さすがにまずいと思い急遽こちらの作品だけ校閲せずに出してるので誤字等ありましたひっそりと教えてください…()
そしてこんな私の作品にいいねやお気に入りをして下さり本当にありがとうございます、皆さんの優しさが心の支えです( ;ᯅ; )
ご期待に添えるよう今後も頑張りますのでお待ちいただけると幸いです！！！
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有緒菜あかり(プロフ) - ありるんさん» コメントありがとうございます！！まさかありるん様から頂けるとは…大好きな書き手様にそう言って頂けて嬉しい限りです(´TωT｀)♡続編承りました！少しお時間を頂くかもしれないのですが…必ず書かせていただきます！ (2022年7月27日 12時) (
レス) @page33 id: 74f48f4a27 (このIDを非表示/違反報告)
ありるん(プロフ) - いのありやま大好物です♡続編を希望します、もし書く予定があったらよろしくお願いします（ *_* ）！！ (2022年7月26日 21時) (レス) id: 1bc2f81aa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有緒菜あかり | 作成日時：2022年3月25日 3時
