手放した未来で inar ページ28
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今日の君は今までで1番綺麗だった━━━━━━━━━。
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リクエスト作品
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「大ちゃん、俺たち終わりにしよう」
『えっ...？』
「別れてください」
重すぎる愛は2人をダメにしてしまう。
そう思った俺は君との未来を自ら手放した。
あれから3年俺は大ちゃんと付き合っていた頃よく待ち合わせに使っていたカフェに来ていた。
「そろそろかな...」
待ち合わせ時間になろうとした頃“ｶﾗﾝｶﾗﾝ”っとお店のドアが開き君が笑顔で入ってきた。
『ごめんね、急に会いたいなんて言って』
「久しぶりだね、全然大丈夫だよ。大ちゃん。」
あの頃より少し短く切られた髪の毛、服装は昔と変わらず君の好きな系統のままだね？
「何飲む？俺もまだ頼んでないんだ」
『じゃあカフェオレで』
店員さんを呼びカフェオレとコーヒーを1つずつ頼み届くのを待つ。
「3年ぶり、かな？」
『そうだね...別れてから連絡もとってなかったから』
寂しそうにしながら伏し目がちに笑う大ちゃんにドキッとして思わず鼓動が高まる。
「大ちゃ...
店員「お待たせ致しました、カフェオレとコーヒーになります。」
...ありがとうございます」
『カフェオレ僕です！』
そういう時に胸の前で手を挙げる癖もそのままだなぁと思わず頬が緩んだ。
「それで...今日はどうしたの？」
カフェオレ飲んでいた大ちゃんはカバンをガサゴソ漁ると1つの真っ白な封筒を取り出した。
「開けてもいい？」
『うん...』
封筒を開けると1枚の招待状が入っていた…
『俺、結婚するんだ』
頭を殴られたような衝撃に思わず動きを止めた。
恐る恐る招待状を見ると確かに結婚式の招待状。
そして...新郎 “有 岡 大 貴” と書かれていた。
『それで...いのちゃんに来て貰えないかなって...』
「けっ…こん…」
まだ大ちゃんが俺のことを好きだと思っていた訳では無いけどもしかしたら復縁の話かもなんてちょっとでも思っていた自分が恥ずかしい。
『いのちゃんにはどうしても直接言いたくて』
そう伝えてくれた大ちゃんの顔はとても真剣だった。
「お相手の方は...？」
『大学の時の後輩、別れて少しした頃たまたま好きなバンドのフェスであって、そこから...』
「そっか…」
“おめでとう”たったその5文字がのどの奥に詰まって出てこなくて、無意味に開かれた口を閉じた。
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有緒菜あかり(プロフ) - ありるんさん» コメントありがとうございます！！まさかありるん様から頂けるとは…大好きな書き手様にそう言って頂けて嬉しい限りです(´TωT｀)♡続編承りました！少しお時間を頂くかもしれないのですが…必ず書かせていただきます！ (2022年7月27日 12時) (
レス) @page33 id: 74f48f4a27 (このIDを非表示/違反報告)
ありるん(プロフ) - いのありやま大好物です♡続編を希望します、もし書く予定があったらよろしくお願いします（ *_* ）！！ (2022年7月26日 21時) (レス) id: 1bc2f81aa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有緒菜あかり | 作成日時：2022年3月25日 3時
