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このまま解散なんて嫌で、話し合いがしたかった俺は泣いてる大ちゃんに無理言って大ちゃんの家に押しかけるように一緒に帰ってきた。
『飲み物持ってくるから待ってて？』
そう声をかけてくれた大ちゃんは泣き止んではいるが鼻のてっぺんを赤くさせ少し目元は腫れてしまっていた。
『はい、お待たせ。コーヒーでよかった？』
「うん、ありがとう」
『ごめんね、俺が泣いたりなんかしたから知念と今日ご飯行けなくなっちゃったよね…』
「違うの！！今俺がここにいるのは大ちゃんと一緒にいたいからだよ！！」
『ほんと…？』
不安げに俺を見上げる大ちゃんを見て、今日裕翔が言ってたことがわかった気がする。
大ちゃんは自分が愛されてる自覚がない、自分が我慢すればいいって思いながら常日頃生きてるような子だ。
だからちょっとやそっとの事じゃポーカーフェイスを崩さない子なのに俺は泣かせるほど傷つけてしまった…
「俺ね。寂しかったんだ、最近構って貰えなくて。」
『えっ…？』
「ここ最近ずっと山田とお互いの家行き来し合ってて仕事終わりとか全然俺たち一緒にいられなかったじゃん？」
『それは…』
「浮気とか疑ってるわけじゃないんだけど…ただ俺にもかまって欲しくて」
『だから知念といっぱい引っ付いてたの、？』
「えっ？」
『まず、寂しい思いさせてごめんね、いのちゃん…
本当は驚かせたかったんだけど…
実は俺、山田に料理教えて貰っててたんだ。
俺でも作れる献立とか作り方とか全部1から指導してもらって、それを今日作っていのちゃんにって思ってたの…』
「大ちゃん…！！俺…」
『違うの、これは謝らないで…謝って欲しくて伝えたわけじゃない。俺がいのちゃんに寂しい思いをさせちゃったことを謝りたくて話しただけだから。』
大ちゃんの手元を見るとたくさんの絆創膏や器具をいっぱい握りしめたのか少しマメのようなものも出来ていた。
よく大ちゃんを見ていたら気づけたことなのに…
「俺…それに嫉妬してた…」
『うん、ごめん…。でも嫉妬なら俺もしたよ、？』
「うそ！？」
『楽屋でずっと知念とイチャイチャしてるんだもん…やっぱり俺なんかじゃなくて知念みたいな可愛い子が好きなのかなぁとか考えちゃって…』
「俺は大ちゃん一筋だから！！！！！」
「わっ！いのちゃんw」
俺があんまりにも必死に伝えたからか、家に帰ってきて初めての大ちゃんの笑顔が見れた。
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有緒菜あかり(プロフ) - ありるんさん» コメントありがとうございます！！まさかありるん様から頂けるとは…大好きな書き手様にそう言って頂けて嬉しい限りです(´TωT｀)♡続編承りました！少しお時間を頂くかもしれないのですが…必ず書かせていただきます！ (2022年7月27日 12時) (
レス) @page33 id: 74f48f4a27 (このIDを非表示/違反報告)
ありるん(プロフ) - いのありやま大好物です♡続編を希望します、もし書く予定があったらよろしくお願いします（ *_* ）！！ (2022年7月26日 21時) (レス) id: 1bc2f81aa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有緒菜あかり | 作成日時：2022年3月25日 3時
