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ー ar side ー
教室につくと山田が先に来ており俺の顔を見てただ何も言わずそっと頭を撫でてくれた。
その優しさの詰まった行動に涙がこぼれそうになったが必死に堪えた…泣くのは俺じゃない。
山田の優しさに触れつつも今日で高校生活最後か…と余韻に浸っていると肩を軽く叩かれた。
知「大貴、涼介おはよ。」
『うん…おはよ』
山「はよ、あと1分でチャイムなるぞw」
振り返るとチャイムギリギリに来た知念が立っていた。
目元は少しだけ赤くなっていたがいつもの笑顔で挨拶してくれた。
少しすると担任が入ってきて今日の流れの説明をされた。
担任「よし、じゃあ体育館移動するから廊下に並べ〜」
山「いやぁ〜俺ねそう、ガチ眠い」
知「寝そうじゃなくて寝るの間違いでしょ、練習全部どっかしらで寝てたじゃん」
『そう言う知念も眠そうにしてたけどね？w』
知「大貴だって１回椅子から落ちそうになったの知ってるんだからね！」
山「俺たちの中に真面目なやつがいるわけないだろ←」
こんなこと言ってる山田だけどきっと本番では泣いてるんだろうなぁと思い苦笑いしてると同じことを思ってるのか知念も同じ顔をしてた。
司会「卒業生入場」
堅苦しい音楽とともに卒業式の会場である体育館に入るともう既に泣いてる人もチラホラ…
本当に今日で卒業なんだと実感した。
来賓や校長の堅苦しい話にあくびしながらぼーっとしていたらもう退場の時間になっていた。
山「うっうぅ…」
『泣きすぎw』
在校生からの合唱を聞いたあたりから山田は涙が止まらなくてそこからずっと泣いてたw
知念と呆れ笑いをしていると担任が教室に入ってきて最後のHRが始まった。
担任「最後に、本当に卒業式おめでとう。
明日からみんなそれぞれの道で精一杯頑張るんだぞ。
そして周りの人に感謝を忘れずに大切にするとこ。
これで最後のHRを終わります、起立！礼！」
全員「ありがとうございました！」
山「終わったな…」
知「大貴はまだ終わってないでしょ？
行っておいで、打ち上げなら遅れても何とかしといてあげる。」
山「がんばって来いよ！大ちゃん！」
『2人とも…ありがとう！！俺行ってくる！！』
俺は涙ぐみながら抱き合ったりしてるクラスメイトが残る教室を飛び出して、いのちゃんの元に向かった。
背中を押してくれた2人のためにも俺はもう逃げない…。
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有緒菜あかり(プロフ) - ありるんさん» コメントありがとうございます！！まさかありるん様から頂けるとは…大好きな書き手様にそう言って頂けて嬉しい限りです(´TωT｀)♡続編承りました！少しお時間を頂くかもしれないのですが…必ず書かせていただきます！ (2022年7月27日 12時) (
レス) @page33 id: 74f48f4a27 (このIDを非表示/違反報告)
ありるん(プロフ) - いのありやま大好物です♡続編を希望します、もし書く予定があったらよろしくお願いします（ *_* ）！！ (2022年7月26日 21時) (レス) id: 1bc2f81aa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有緒菜あかり | 作成日時：2022年3月25日 3時
