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大ちゃんの第一印象はうるさいやつ。
赴任そうそう俺の準備室に入り浸っては“一目惚れです！”だとか“先生大好きです！”だなんて恥ずかしげもなく伝えてきてめんどくさいのに捕まったな…なんて思ってた。
そんなある日…
『薮ちゃ〜ん！！それ次のうちの授業で使うの？一緒持つよ！』
薮｢おっ、大ちゃん！サンキュー助かる！｣
廊下を歩いてるとちょうど目の前で大ちゃんと薮が話してる現場に遭遇した。
薮｢大ちゃんはほんと気が利くな〜！｣
『んぇ？普通じゃない？ あ、それより次の世界史のテストの範囲広すぎない！？』
薮｢じゃあ、お手伝いに免じてテスト勉強付き合ってやるよw｣
『まじ！？薮ちゃん神！！知念と山田もいい？』
薮｢呼んでこい呼んでこい！今日の放課後な！｣
なんて仲むずまじく喋る2人に胸が締め付けられた。
んだよ、俺に好き好きって言ってるくせに誰にでもあんな顔すんじゃん…っと不快に思うと同時に気づいたら体が勝手に動いて大ちゃんを後ろから自分の方に引き寄せていた。
｢やぶぅ〜、残念だけど有岡はしばらく俺と化学の補習だから貸せないんだよねぇ〜｣
『&#hg#&////// えっ！？いのちゃ！？えっ！？』
薮｢ふ〜んw お楽しみくださ〜いw｣
｢んじゃ行くよ有岡｣
『えっ！？なに！？どゆこと！？』
混乱してる大ちゃんの手を引きずるように引いて化学準備室まで連れてったのも今になってはいい思い出だ。
｢お前は俺にだけしっぽ振ってればいいんだよ｣
『しっぽ！？』
そこからはかなりトントン拍子に仲良くなっていって俺は2人きりの時は彼を“大ちゃん”と呼ぶようにまでなっていった。
｢大ちゃんって暇なの？友達と遊んできなよ｣
『いのちゃんに会いに来てんの！』
「だからそれが暇人なんじゃんw」
こんなことを言ってはいるけど大ちゃんが来るのが嬉しかった。
そして俺は自分の許されない気持ちに気づいてしまった。
俺は教師で、大ちゃんは生徒。ましてや未成年で同性。
絶対に叶っては行けないこの恋に鎖をかけた。
でもやっぱり触れたくて、笑って欲しくて大ちゃんを特別扱いしていたのは事実で…その事で大ちゃんを傷つけた。
「許されないんだよ、俺たちの恋は…」
独り言は1人には広すぎる化学準備室に響いて消えた。
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ある程度書き貯めが出来たので公開していきます！
お待たせしてすみません！
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有緒菜あかり(プロフ) - ありるんさん» コメントありがとうございます！！まさかありるん様から頂けるとは…大好きな書き手様にそう言って頂けて嬉しい限りです(´TωT｀)♡続編承りました！少しお時間を頂くかもしれないのですが…必ず書かせていただきます！ (2022年7月27日 12時) (
レス) @page33 id: 74f48f4a27 (このIDを非表示/違反報告)
ありるん(プロフ) - いのありやま大好物です♡続編を希望します、もし書く予定があったらよろしくお願いします（ *_* ）！！ (2022年7月26日 21時) (レス) id: 1bc2f81aa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有緒菜あかり | 作成日時：2022年3月25日 3時
