葵の従妹は、人間と狐のハーフ【かくりよの宿飯】 (ページ8)

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第5話大掃除ページ8

食べながら、起こし方の事ではなしていると
時雨が起きて獣人に化け一緒に朝食を食べ始めた。

その時、｢何か首に違和感が、、、」と言っていたが知らない振りをした

そして、狐ノ葉は天然なのか、わからないだけなのか
｢大丈夫?｣と言っていて私は苦笑いw

先程狐ノ葉には可愛そうだし、首がいたくなってしまうと言ったから
もうやる事は無いだろう

まぁ、何より時雨が "少しだけ" 可愛そうだからね

朝食もとり、休日の今日は我が家にとって大きな仕事がある。それは、、、、、、

大・掃・除!!!!!

なぜ、季節外れの大掃除をするのか
理由は2つ

1つは去年の年末、狐ノ葉が体調を崩し大掃除が出来る状況ではなかったこと
もう1つは、おじいちゃんが亡くなった事だ

2週間前、いつもの様に出かけたおじいちゃんは途中階段から落ちてしまい、
当たり所が悪く病院に搬送された後すぐ息を引き取った。

狐ノ葉はずっと泣いていて、ついこの間まで、泣かない日はなかったほどだ
泣き止んだ今でも、やっぱり落ち込んでいる事が多い。

葬式は私一人で行った。時雨は狐ノ葉の付いてもらっていた

その時のおじいちゃんを弔う列はそれはまるで昔のお話で出てくる百鬼夜行だった
でも、その後の参拝者の集まりではおじいちゃんの数々の罪深さを思い知り
狐ノ葉と時雨がいなくてよかったと思う程だった

そして、諸々の手続きが終わり、
狐ノ葉も少し落ち着いたので体を動かすことも含め残りの遺品整理をするということだ

葵｢それじゃあ、大掃除を始める前に確認ね
最初はタンスの上とか高いところからの掃き掃除、
次に物の整理で汚いものは拭いて、いる物と要らない物と分けて、
順番は自分の部屋で時雨は狐ノ葉の方手伝って、
そして台所とお手洗い、最後におじいちゃんの私物とか
物置場化してる押し入れがある居間ね!」

『｢はーい｣』

葵｢仕上げに、床と窓をやれば終了!!
そこまで物(おじいちゃん以外の物)が少ないから今日中で終わると思うけど
狐ノ葉はマスクとバンダナは絶対外さねいでね。
時雨はビシっバシっ、働いてもらうからb｣

『((･･*)うん、わかった』
時雨｢おい、ビシバシを強調するな｣

葵｢しょうがないでしょ、男手が少ないんだから｣

『.....時雨ﾁｮﾝﾁｮﾝ (時雨「ん?」......頑張って』

時雨「っ、おう!! 俺頑張るぞ(๑•̀ㅂ•́)و✧」

葵｢(ほんと、狐ノ葉には甘いなぁ....)ほら始めよ｣