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時雨は場所を移動して狐ノ葉を挟んで話す形になった。
「まず、俺が何でこいつに付いているかだな」
「えっ。理由なんてあんの？」
「お前は妖を何だと！！！！、、、、、はぁぁぁぁ。
そんな簡単に妖は付いていかん。馬鹿か」
「なっ！馬鹿じゃ無いわよ！！！」
「あまり大きな声を出すな。話戻すぞ。」
「ちょっと「こいつの」おい(;一_一) 」
「母親、津場木【
力尽き倒れていたところを介抱してくれた。俺は助けてくれたあいつに恩返し
として此処にいるんだ。こいつを守るって約束でな。守れなかった分な。」
そう語る時雨はどこか懐かしむような。悲しそうな。
猫で分かりにくいけどそんな顔をしているように見えた。
「こんなところだ。俺についてはまたいつか話す。
で、次は狐ノ葉の事だ。まず、1つめ。こいつは身体が弱い。
2つめ、こいつの父親は狐の妖怪だ。3つめ、治癒能力がある。」
「ちょっ、ちょっと待って！！！狐ってどうゆう！最後のも」
てか、妖との子供なんてできんの！？？
「言いたいことはわかってる。説明するから落ち着け」
そう言われなんとか落ち着いた。
「まず、こいつの父親【
狐だ。余り知られてないが、人間と妖の子なんて妖の中では珍しい話じゃない。」
「そうなの！！？」
「あぁ。だが、妖と人間の間に産まれる子は妖力の影響で完全な妖になるんだ。」
「え？でもこの子は。」
私は目の前に寝ている狐ノ葉には狐の特徴的な耳や尻尾はなかった。
「それは、母親の沙雪が高い霊力を持っていたからだ。人間の方が高い霊力を
持っていると、完全な妖にならなくなる。こいつの場合4分の1が人間ってとこだな。」
「凄いのね。でも妖の血が多いと妖の姿じゃない方が不自然じゃ」
「ほお、意外と鋭いな笑 そうだ。だからそのピアスがあるんだ。」
「意外とって失礼な。このピアスが？？」
とさっき触れようとしたピアスを指した。
「そうだ。これには、咲夜と沙雪の力が込められていてな。
その一種で人間の姿に変えている。2歳ぐらいになると解けるけど、
その時はもう大丈夫だろう。」
「んで、3つめは、又父親のことになるんだが。その父親は治癒能力が使える
妖でも珍しい狐の一族なんだ。それを受け継いだってわけだ。」
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作者名：ユイ | 作成日時：2018年11月12日 17時
