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2話〜初めまして〜 ページ3
ｺﾛｾﾝｾｰ「というわけで、転校してきた一ノ瀬隼人くんとAさんです」
殺せんせーの横に並んで教室の前に立つ。
人の前に立つのは苦手だ。その人物がどんな人間なのか探るような目も、喋る前の少し張り詰めたような緊張感も。
見定められるような気分になるのはどうしてだろう。
…といつもは感じるのに。
なに、このキラキラした目。緊張感なんて何も無い。私たちが口を開くのを今か今かと待っているような雰囲気。
『い、一ノ瀬Aです』
隼「同じく、隼人です。苗字だと紛らわしいので気軽に名前で呼んでください」
ふわりと人当たりのいい笑顔を作る隼人。
隼人は人の警戒心を解くのが上手い。まぁ、当の本人もそれを分かっててやっているのだけど。
ｺﾛｾﾝｾｰ「ではお二人の席は……」
先生に施されるまま言われた席へ座った。
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作者名：湯のみ | 作成日時：2021年10月11日 7時
