Ⅰ 緑谷さんはええ人 (ページ33)

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#07 ※ ページ33

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※原作丸々コピペのシーン含みます

出久side

そこで僕はようやく顔を上げた。

かっちゃんは…目が点になっ…て…？

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出(……騙してたんじゃないって言いに来たのに何を僕は…)

静かになったと思うと、かっちゃんは少しフラついた後に口を開いた。

爆｢何だそりゃ…？借りモノ…？わけわかんねぇ事言って…

これ以上コケにしとどうするつもりだ…なあ！？

だからなんだ！？

今日…俺はてめェに負けた！！！
そんだけだろが！そんだけ……｣

かっちゃんは、めずらしく取り乱しているようだった。

爆｢氷の奴見てっ！敵わねえんじゃって思っちまった…！！

クソ！！！

ポニーテールの奴の言うことに

納得しちまった…

クソが！！！クッソ！！！

なあ！！

てめェもだ…！デク！！｣

顔を上げたかっちゃんの目には、涙が浮かんでいた。

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爆｢こっからだ！！俺は…！！

こっから…！！いいか！？

俺はここで一番になってやる！！！

俺に勝つなんて二度とねえからな！！クソが！！｣

かっちゃんはそう言って、校門に向かって歩き出した。

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Aside

さっきの話を聞いて驚きが隠せんかった。

それと同時に、盗み聞きしてしまったっていう罪悪感もこみ上げてくる。

荷物渡さなアカンなっていうのもあるし、謝ってちゃんと話聞かしてもらおう。

そう思って私は緑谷君の元に駆け寄った。

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『緑谷君！』

出｢！金澤さん！？いっ、今の話…｣

｢爆

豪

少年！！｣

『…オールマイト！？』

びっくりした…

急に上から来た思たら、あのオールマイトが爆豪さんの肩掴んでんねんもん…

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出久side

オ｢言っとくけど…！自尊心ってのは大事なもんだ！！

君は間違いなくプロになれる能力を持っている！！

君はまだまだこれから…｣

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爆｢放してくれよオールマイト

歩けねぇ…｣

あれ？

爆｢言われなくても！！俺はあんたをも超えるヒーローになる！｣

オ｢あ…うん…｣

出(かっちゃん…もう立ち直ってるみたいだ…)

かっちゃんはそのままこの場を去って行った。

オ｢教師って…難しい…！｣

かっちゃんの導火線に火がついた。

やる事は変わらない。

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僕は背中を追うだけだ。