Ⅰ 緑谷さんはええ人 (ページ23)

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#05 ページ23

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Aside

待って、嘘やろ…

こんな形で再会できるとか…！

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『緑谷さん…緑谷出久さんですよね！？

合格しはったんですね！おめでとうございます！！』

めちゃめちゃ嬉しくて、思わず自分ばっかベラベラ喋ってもうた。

出｢金澤さん…！あ、ありがとうございますっ！

金澤さんも、合格おめでとうございます…！｣

『嬉しい…！ありがとうございます！！』

リ｢2人は知り合いなのかい、それなら話は早いね｣

『あっ、そうやケガ！！大丈夫ですか？見してください…』

緑谷さんの右手の人差し指は酷く腫れ上がってた。

これ、ギリ折れる手前やったやろ…

何したらこんなんなるん？
ヒーロー科ってそんな厳しいとこなん？

出｢金澤さん…？顔真っ青ですけど、大丈夫ですか…？｣

『えっ…』

想像以上に酷いケガを目の当たりにしたからか

私はものすごい顔をしてたらしい

『だ、大丈夫ですよ！何かすみません！』

私が逆に心配されてどないすんねんな

リ｢A、私の治癒が少しでも弱いもので対処できるように

完治させなくていいから、傷を軽くしておやり｣

『…わかりました。

緑谷さん、右手失礼します。』

私は緑谷さんの右手を取った

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出｢っ…金澤さん！？｣

緑谷さんの顔が、何故か真っ赤いけやった。

『緑谷さん？顔真っ赤ですけど、いけますか…？』

出｢だだっ、大丈夫デス！つ、続けてくださいっ…！｣

『…はい』

彼の人差し指を両手で包んで、意識を集中させる

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『これくらいで大丈夫ですかね…？』

出｢すごい、さっきの腫れより全然マシだ…

ありがとうございます…！｣

緑谷さんの役に立てたことが、なにより嬉しかった。

リ｢助かったよA。後は私に任せなさい｣

出｢…お願いします！｣

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リ｢チユ～～～～｣

リカバリーガールの強い治癒が、緑谷さんに施された。