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明かりも変えたところで私たちは本部に航路を変えた
この島から西にある本部に戻るため
島の周りをぐるりとまわると
『ねぇねぇ、コビーくん？』
「どうかしましたか？」
島の方を眺めていると、海岸に少女が1人で立っていた
白のワンピースだと思われる服は土で汚れている
街ではランタンを上げる日だというのに、
少女が1人でいるのはおかしい
『島に寄れる？』
「はい」
船は海岸により、私とコビーくんは船を降り
少女の近くまで歩み寄った
『大丈夫？』
「…」
少女の目線に合わせてしゃがむ
少女はボーッとしていて
こちらの声が聞こえていないようだった
「何かあったの？」
「…」
『お名前は？』
「…」
一切反応がない
『ママとパパは？一緒に探しに行く？』
ふるふると首を横に振る
『戻りたくないのね？』
こくこくと首を縦に振る
『…私たちね海軍なの』
私たちの正体を言えば少女はパッとこちらを見た
初めての反応
『一緒に来る？』
「………いく」
長く考えていたようだが
ついてくることを決心したらしい
コビーくんともアイコンタクトを取る
『(いい？)』
「(Aさんの判断なら)」
コビーくんは少女を抱き上げ船に乗る
その様子から少女は男の人が怖い…とかではなさそう
家族はいない…？
孤児？
少女の正体がわからないまま本部へ連れて行く
_「まずはガープ中将に報告ですかね」
『うん、行こ』
本部に着いた私たちは少女と手を繋ぎ
ガープ中将の部屋に向かう
「『失礼します』」
「ん？誰じゃ、入ってよいぞー」
部屋の中から返事があったため入室する
「お！お主らか！」
『本日、お暇をもらい隣国へ行っていたのですが
少女を保護しました』
「…」
『海岸に1人でおり、いくつか質問したところ応答はなく
両親を探そうとしたところ、拒否
本部へ来るかを問いたところ、来ると言ったので
保護という形で連れてきました』
「んで、その子はどうするんじゃ？」
『私の元で生活してもらおうと思っていたのですが…』
「わかった、よろしく頼むぞ」
『はっ！』
報告も終わり、ガープ中将の部屋を出る
『とりあえず、私の部屋行こうか』
「…うん」
手を繋ぎ続ける少女
少しずつだが、返事もしてくれる
『コビーくんはどうするの？』
「部屋に戻ります」
『うん、わかった』
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りり - コビーのことすごい好きなのかな。。私もコビー大好き。次も楽しみにしてます。 (2022年12月19日 20時) (
レス) @page1 id: 856cad5503 (このIDを非表示/違反報告)
チトセ - 凄く面白くて、ワクワクするので続きがめっちゃ楽しみです！！ (2022年10月2日 19時) (レス) @page20 id: 11d333baeb (このIDを非表示/違反報告)
ユヅ(プロフ) - 神作品の予感がプンプンしていたので見にきました。そしてこの作品のおかげで楽しみが一つ増えました😇。応援してます！！ (2022年9月20日 21時) (レス) @page2 id: 9898b37776 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はにーちゃん | 作成日時：2022年9月20日 2時
