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「おや？私をお探しかね？」
「『っ！？』」
背後に背の高い1人の男が現れた
黒と臙脂がマッチした衣装着ており手には金色の杖を持っている
その杖は蛇があしらっており
その目には赤い宝石がキラリと光っている
奥がなくどこまでも続いていく様なその瞳は
何か惹きつける力を持っている
「あなたは誰です！」
「これはこれは申し遅れました、コビー大佐
私、この国の大臣を務めています、ジフといいます」
『あなたっ、他国にいるんじゃ』
「嘘に決まってるでありましょう、A少将」
「国王の事もか！」
「いえ、それは事実
それ以来私がこの国の政治を務めています
さてさて、貴方たち
一国の王城に侵入し、国王の寝室の前にいるなんて
海軍としてあるまじき行為では？」
「『っ！』」
「いーっはっはっ、悪は成敗されるべき
しかし、コッチは手元に置くのもいいか」
ガンッ
ジフは手に持つ杖を床へ強く叩く
なにっこれ！？体が動かない！声も出ない！
こいつ、能力者！？
そして、私たちは跪かされる
ジフは私に近寄り、杖で私の顎を持ち上げる
ニタニタとこちら舐め回す様に見る
「やめろ！Aさんに手を出すな！」
「手を出す？人聞きの悪い事をいわないでくれ
お前なんかに用はない！宇宙の果てまで飛んでいけ！」
声を出したコビーくんにジフは近付く
杖を一振りし、コビーくんは縄で拘束される
「そして二度と帰るな！！」
杖をゴルフの棒の様にしてコビーくんを吹っ飛ばした
『コビーくん！！！』
「うわぁぁぁぁ！！！」
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コビーくんが飛んでいってた先も見ずに
ジフはまた私の元へ歩み寄る
「ふんっ良い女だァ」
そう言ったジフは私をふわふわと浮かせ
奥の部屋へと連れて行った
「ここで俺に給仕をしろ」
『嫌よ！』
「なんだ、口答えするのか？」
杖を床に打てば、苦しいほど体が軋んだ
『ングッ！』
「ふん、鎖でもしておくか」
杖を振れば、私の両足には壁に鎖で繋がれた
ついでに衣装チェンジ
赤一色のヘソだしキャミソールにズボンを穿かされる
踊り子の様な衣装だ
「ほれ、りんごをとってくれ」
ドカッと王座に座ったジフは
人差し指をちょいちょいとした
体は勝手に動き、真っ赤なりんごを両手でとり
ジフへと近付いていく
ねぇねぇ、コビーくん？
どこ行っちゃったの…
あの杖さえどうにかなれば…！
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りり - コビーのことすごい好きなのかな。。私もコビー大好き。次も楽しみにしてます。 (2022年12月19日 20時) (
レス) @page1 id: 856cad5503 (このIDを非表示/違反報告)
チトセ - 凄く面白くて、ワクワクするので続きがめっちゃ楽しみです！！ (2022年10月2日 19時) (レス) @page20 id: 11d333baeb (このIDを非表示/違反報告)
ユヅ(プロフ) - 神作品の予感がプンプンしていたので見にきました。そしてこの作品のおかげで楽しみが一つ増えました😇。応援してます！！ (2022年9月20日 21時) (レス) @page2 id: 9898b37776 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はにーちゃん | 作成日時：2022年9月20日 2時
