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しばらく後ろをついて歩いていると、いきなり立ち止まったロー。


ぴったりとくっついていた私は、もちろんその背中にぶつかる。





『・・・なによ』






返事のないローを見ると、先の一点を見つめている。

同じように視線を向ければ、そこにはまたしても騒ぎを起こす麦わらの一味の姿。







「奴らは使えると思わねェか、A」







そんな彼らを見ながら突然何を言い出すかと思えば、今度は何を考えているのか。







『ローのやりたいようにしてみたら?』








そう答えれば、満足だったのかニヤリとして進んでいく。





「・・・麦わら」



「ん?」





ローの呼び掛けに気づいたらしい麦わらのルフィが、

ニコニコしながらこちらに寄ってくるのを見てやっぱり可愛いと思ってしまう。






「どうしたんだトラ男〜!!」





「少し考えたんだが、お前に話があってきた。麦わら屋」








私も詳しくは知らないので、ローの話を黙って聞く。






「"新世界"で生き残る手段は二つ。四皇の傘下に入るか、挑み続けるかだ。

・・・誰かの下につきてェタマじゃねェよなお前」






「ああ!おれは船長がいい!」








彼ならもちろんそう言うと思ったけど・・・。







「だったらウチと同盟を結べ、お前とおれが組めばやれるかもしれねェ」





「同盟?」




『え?』







同盟って・・・


あまりにも予想外すぎて思わず気の抜けた声が出る。









「四皇を一人引きずり降ろす"策"がある」








たしかに彼らの力があればそれも夢ではないだろうけど、
彼らには彼らのペースってものが・・・





「よし、やろう!」




『えぇ!やるの?』






あまりにもあっさりした考えの麦わらのルフィに、衝撃を受けてしまった。



うちの船長も中々ぶっ飛んでいるが、彼もまた相当ぶっ飛んでいるようだ。





とはいえ、



『まぁローがいうなら従うのみだから、よろしくね ルフィくん』





「おう!にしし」





そう言い手を出せば握り返してくれるルフィくん。





「わざわざ手を握る必要はないだろう」




『ローがお世話になるんだから挨拶しただけでしょ?』




「どういう意味だ」





同盟の挨拶をしただけだというのにもう不機嫌になるこのヤキモチ妬き。


腕をグイッと引かれ、そのままルフィくんと握手した手を包まれる。



可愛いオトコだ。

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いのぺい(プロフ) - __ne_mU_さん» コメント、お気遣いありがとうございます。お待たせしました(><)時間を見つけて修正していく予定ですが、引き続きお楽しみいただければ幸いです^^ (2020年11月5日 22時) (レス) id: 3cc87be8e2 (このIDを非表示/違反報告)
__ne_mU_(プロフ) - 待ってました.....今から楽しく読ませて頂きます。お忙しいということで大変かと思いますが身体にきをつけて無理ない範囲で更新お待ちしてます (2020年11月4日 13時) (レス) id: 6cb15a22ae (このIDを非表示/違反報告)
いのぺい(プロフ) - 高飛車さん» とても励みになります!ありがとうございます!最後まで頑張ります! (2019年9月10日 19時) (レス) id: bdfa97ae9a (このIDを非表示/違反報告)
高飛車(プロフ) - ローさんイケメンすぎてニヤニヤしちゃぃます!物語も最高です!これからどうなっていくか気になりどころなので、最新楽しみです! (2019年9月10日 19時) (レス) id: de9b431952 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いのぺい | 作成日時:2019年9月7日 15時

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