【ONE PIECE】ゾロ、これやって

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｢貴様ら何者だ！！｣






｢目的は何だ！｣








振り返るとそこにはタツノオトシゴの人魚にナマズっぽい人魚、


それに多数の兵士達。







一瞬にして状況を把握した私はやっぱり海賊だと思う。









『私達はぐれた仲間を探しているの』









なんとか誤解を解くため今までのことを説明しようとすると、









｢お主らもしや麦わらの一味じゃもん？｣






｢ネプチューン様！｣









ネプチューンと呼ばれるいかにも国の王様な風格の人魚がどこからか現れた。









『えぇそうだけど･･･ご存知？』






｢もちろんじゃもん、麦わらの一味が入国したと聞きつけ

今からこの城へ招待する予定だったんじゃもん｣









聞けば、私たちのために宴を開いてくれるらしい。








･･･なぜ？









裏があるのかとも思ったが


どうやらそうでも無いらしい。







まぁどちらにせよルフィが喜ぶ事にかわりはない。









｢じゃあここにいれば他の仲間達もじきに集まるんだな｣







｢そういう事じゃもん｣









王様は答えるとそのままじっとこちらを見ている。









『何？』







｢いや、若いのォお主ら｣








ニヤニヤしている王様の言っていることが分からず


二人で首をかしげていると









｢恥ずかしがることないんじゃもん

腕なんか組みよって｣









ふと自分の腕を見れば


ゾロに掴まれてそのままだったことを思い出す。









『いや、別に付き合ってるわけじゃ』







｢隠すことなどない、美男美女でとってもお似合いじゃもん｣








｢あのなァ･･･｣








ゾロも否定しようとするが王様は全く聞いていない様子。









『まぁいいわ 、否定してもムダみたい』







別に大したことでも無いし、そう言われるのは慣れている。




そのまま腕を組み直すと驚いたような視線が向けられた。









｢それでは宴の会場はあちらですのでご案内致します｣









ここからは家来の兵士が案内してくれるというので、


言われた通り宴の会場へ歩き出す。









｢てめェ離れろ！歩きにくいんだよ！！｣







『うるさい男ね』






｢何ィ！？｣









そうは言いつつ



振りほどかないのもいつもの事だ。

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