ヒロアカの世界に行けるそうです♪ (ページ15)

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ニトロみてえなもんページ15

「キヤアァァ！！」

変な悲鳴をあげた敵(ヴィラン)は轟が形成した氷結の壁を簡単に破壊した。

その後ろに居た轟･Aは後ろへと回避。爆豪と背中合わせになった。

「お前らタダのガキじゃねえな？」

「何者だ？」

爆豪:「答えるか、このクソ敵(ヴィラン)が！！」

轟:「名乗るほどの者じゃねえ。」

A:「今から倒れて貰うアンタらに教える名はない。」

爆豪:「うー……おりゃー！！」

─── BOOM！！

黒煙が晴れたその一瞬で爆豪はキメラのような敵(ヴィラン)に0距離で爆破するが、避けられ、両拳を落とされそうになるが爆豪は再び“個性”で上へと回避。

轟は氷結で床を滑り、勢い良く氷結を繰り出すがもう1人の敵(ヴィラン)もなかなかのスピードで氷結を回避し……

轟:「あいつ空間に穴を開けてんじゃねえ。えぐってやがる！！」

轟の説明通り、空間を抉ることで氷結に穴を開けていた。

爆豪:「そういう事か……。」

A:「……2人とも、時間稼ぎありがと。」

Aの頭上には何百本の光の剣の姿があった。
そして……

A:「敵(ヴィラン)を貫け！！」

腕を振り下ろすと光の刀は一斉に敵(ヴィラン)達の元へと放たれる。

「ぐわあああああ！！」

A:「爆豪、トドメ！！」

爆豪:「命令すんじゃねェ！！」

と言いながらも、爆豪は爆破しながら上空へ飛び回転を加えながらキメラのような敵(ヴィラン)に向かって行き……

──── 榴弾砲…… 着弾!!

ドゴオオオオン!!

相変わらずの爆発力である。キメラ男の“個性”は解除されていた。

「よくも！！」

もう1人の敵(ヴィラン)がブン！！と空気を抉った。

轟:「爆豪！！」

爆豪は何とか身体を反らす事に成功。だが、右袖が破れてしまったが、彼の身体は既に温まっていた。掌からは汗(･)が飛び出し、敵(ヴィラン)の大きなあの掌に飛び付いた。

「ん？何だこりゃ。」

爆豪:「俺の手の汗だよ、ニトロみてえなもんだ。」

爆豪はニイッと不敵な笑みを轟に向けた。その意味を瞬時に理解した轟は、左側(･･)から灼熱の炎を繰り出し……

──── ドゴオオオオン!!

もう1人の敵(ヴィラン)も倒した。

A:「束縛(バインド)」

光の輪が2人の敵(ヴィラン)を捕らえたのだった。