〇第167話〇《信頼を裏切った》 ページ8
8月中旬……
雄英敷地内に校舎から徒歩5分の築3日……
“ハイツアライアンス”…雄英の生徒達の寮生活が始まった。
砂糖:「でけー！！」
芦戸:「恵まれし子らの────！！」
A:「本当、大きい……。(けれどこの全寮制……
生徒の安全を確保は勿論だけど、内通者を見極めるもの
でもあるんだよね……そこが少しだけ悲しいな。)」
そう考えていると相澤が「無事にまた集まれて何よりだ。」と声を掛けてきた。
瀬呂:「皆、許可降りたんだな。」
葉隠:「私は苦戦したよ……。」
耳郎:「フツーそうだよね……(苦笑)」
尾白:「2人はガスで直接被害遭ったもんね。」
蛙吹:「無事集まれたのは先生もよ。会見を見た時は、居なくなってしまうのかと思って悲しかったの。」
麗日:「うん。 」
相澤:「……俺もびっくりさ。まァ……色々あんだろうよ。 (全体的に……下手に動かすより泳がせて尻尾を掴む……って感じだろうな。)」
相澤はパンパンと手を叩いた。
相澤:「さて……！！これから寮について軽く説明するがその前に1つ。当面では合宿で取る予定だった仮免取得に向けて動いて行く。」
「そういやあったなそんな話！！」
「色々起きすぎて頭から抜けてたわ……。」
相澤:「大事な話だいいか。轟･切島･緑谷･八百万･飯田。この5人は
A組:「「「！！」」」
クラスの反応を見た相澤は察した様で……
相澤:「その様子だと行く素振りは皆も把握していたワケだ。」
と言い、さらに言葉を続けた。
相澤:「色々棚上げした上で言わせて貰うよ。オールマイトの引退がなけりゃ俺は爆豪･日暮･耳郎･葉隠以外全員、除籍処分にしてる。」
緑谷:「！？」
A:「(そもそも私、強制でここに通わされてるんだけど……。)」
相澤:「彼の引退によって暫くは混乱が続く……
重苦しい空気を作った相澤はくるっと踵を返し……
相澤:「以上！！さっ！！中に入るぞ、元気に行こう。」
と言ってA組の寮へと足を向けた。
A組:「(いや待って、行けないです……)」
A:「(空気重いな……(苦笑))」
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作者名：弓 桜 | 作成日時：2021年12月20日 1時
