〇第166話〇《家庭訪問》 ページ7
──── ピンポーン
A:「はーい。」
ドアを開けるとその先にいたのは相澤とオールマイトの姿だった。
A:「(そう言えばもうすぐ……)こんにちは、相澤先生にオールマイト。中へどうぞ。狭いですが。」
相澤:「悪いな。」
オールマイト:「すまないね、日暮君。」
Aの誘いに教師2人はさっさと中へと入って行った←
A:「相澤先生にオールマイト、麦茶で良いですか？それともお茶にします？」
Aの問いに相澤は「お構いなく。」と返した。オールマイトは「お茶をお願いしようかな。」との事だった為、ぬるめのお茶を提供した。
A:「全寮制の件……ですよね。宜しくお願いします。」
Aは問われる前に答えた。と言うよりも、Aは党に了承する方で決めていたのだ。
相澤:「……悪かった。保護対象者なのに守る事が出来なくて……。しかも怖い思いもさせちまったな。」
相澤が頭を下げた。
A:「歳下相手に頭を下げないで下さい。それに、意外と爆豪が居てくれたおかげで、そんなに怖い思いもしてないですよ。」
オールマイト:「だがしかし……「そこまでです、オールマイト。」……。」
オールマイトの言葉をAは遮った。
A:「そんな申し訳なさそうにしないで下さい。
保護対象者でなくとも、私は
「私よりも……」
と、Aは続けた。
A:「私の他にも行かなければならない家庭訪問先があるでしょう？私の所は、休憩所とでも思ってゆっくりと休んでください。」
オールマイト:「……すまない。」
相澤:「恩に着る。」
こうして、オールマイトと相澤の話を満喫したAだったのだった。
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作者名：弓 桜 | 作成日時：2021年12月20日 1時
