●第176話● ページ17
瀬呂:「じゃ、最後は八百万か！！」
※峰田は瀬呂の個性によりぐるぐる巻きにされている。
八百万:「それが……私、見当違いをしてしまいまして……皆さんの創意溢れるお部屋と比べて……」
オドオドしながら扉を開けた八百万の部屋はと言うと……
バーン！！と、効果音がつきそうな感じでまず、部屋の殆どをベッドが埋めつくしていた。
八百万:「少々手狭になってしまいましたの。」
A:「(『少々』とは。)」
上鳴:「でけえ────！！ 狭！！ どうした八百万！！」
八百万:「私の使っていた家具なのですが…。まさかお部屋の広さがこれだけとは思っておらず……」
と、とても申し訳なさそうにそう言う八百万だがクラスの殆どはこう思った。
「「「(お嬢さまなんだね。)」」」
と。そして再び生徒達は1階の談話スペースへと戻ってきた。
芦戸:「えー、皆さん投票お済みでしょうか！？自分への投票はなしですよ！？」
芦戸が前に立ち、投票箱を持っていた。
芦戸:「それでは！！爆豪と梅雨ちゃんを除いた……第1回、部屋王暫定1位の発表です！！」
その結果はもちろん……
芦戸:「得票数5票！！圧倒的独走、単独首位を叩き出したその部屋は──── 砂糖──── 力動────！！」
砂糖:「はああ！？」
A:「(やっぱり。)」
そう、原作通りの砂糖が1位だった。ちなみにAは轟の名前を書いた。理由は勿論、“(推しの部屋だし)和むから”だ。
A:「(まあ、そんな事書けないけどね。特に()の中。)」
そんな事を考えていると芦戸が5票は全て女子からである事と、その理由は「ケーキが美味しかった」である事を説明した。
「「部屋は！！」」
それを聞いた上鳴と峰田が砂糖とふざけ合った。
上鳴:「てめーヒーロー志望が贈賄してんじゃねー！！」
砂糖:「知らねーよ、何だよ、すげえ嬉しいww」
峰田:「笑ってんじゃねー！！」
轟:「終わったか？寝ていいか？」
飯田:「うむ！！ケーキを食べたので歯磨きは忘れずにな！！」
緑谷:「終わるまで待ってたんだ(苦笑)」
A:「(このフレーズが来たって事は、梅雨ちゃんとの会話か……あそこ、少し感動したな。)」
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作者名：弓 桜 | 作成日時：2021年12月20日 1時
