●第172話● ページ13
上鳴:「釈然としねぇ。」
尾白:「ああ……奇遇だね。俺もしないんだ、釈然……。」
常闇:「そうだな。」
青山:「僕も☆」
A:「(……嫌な予感…。)」
4人がその発言をしたのを聞いたA。そして察した。
峰田:「男子だけが言われっ放しってのはぁ変だよなァ？『大会』っつったよな？なら当然！！女子の部屋も見て決めるべきじゃねぇのか？誰がクラス1のインテリアセンスか、全員で決めるべきなんじゃねえのかあ！？」
……女子による容赦ない舌剣が男子の競争心に火をつけた。
芦戸:「いいじゃん！！」 耳郎:「え。」
第1回A組､ベストセンス決定戦が今！！始まる！！
緑谷:「(いいのか……？はたして……いいのか！？)」
芦戸:「えっとじゃあ、部屋王を決めるって事で！！」
耳郎:「『部屋王』。」
尾白:「別に決めなくてもいいけどさ……。」
峰田:「(フフフ……オイラだけが主張しても足蹴にされてただろう。だが！！少なからず自尊心を傷付けられたこいつらの意思に乗じる事でオイラの主張は“民意”という皮を被るのさ！！これにより、実に自然な流れで女子部屋を物色できる！！)」
A:「(って考えてるんだよなぁ、コイツ。)」
轟:「(ねみい。)」
生徒達は続けて4階の男子棟に来ていた。
麗日:「爆豪君と切島君と障子君……だね。」
飯田:「爆豪君は？」
飯田が切島にそう尋ねると「『くだらねえ、先に寝る』ってよ。俺も眠い……。」と返した。
葉隠:「じゃあ切島部屋！！ガンガン行こうぜ！！」
切島:「どーでもいいけど、多分女子にはわかんねえぞ……この男らしさは！！」
と、部屋を見せてくれたが切島の予想した通りの反応を女子はした。
芦戸:「………うん。」
葉隠:「彼氏にやって欲しくない部屋ランキング2位くらいにありそう。」
麗日:「アツイね、アツクルシイ！！」
切島:「ホラな！！」
A:「そのサンドバックで訓練するのはいいと思うけど、やり過ぎると隣の部屋の爆発さん太郎から爆破されるかもしれないから程々にした方がいいと思う。」
切島:「お、おう、確かにそれはありえそうだな……。
日暮、ありがとな！！(部屋の感想は？)」
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作者名：弓 桜 | 作成日時：2021年12月20日 1時
