〈第弐肆伍話〉 ところで... ページ5
平助:「ところでよ...」
藤堂がいきなり言い出す。
平助:「Aはいつまで総司の事を『沖田さん』って呼ぶんだ?」
雪羅:「そう言えばそうだね。もう一緒に住むし生きて行くなら、もう下の名前で呼んでもいいと思うんだけど......。」
二人の言葉に沖田が溜め息を吐きながら言う。
総司:「(v_v`)ハァ……。それがさ、僕も少し前に聞いたんだよ?『いつまで『沖田さん』って呼ぶの?いずれは君も『沖田さん』になるんだからそろそろ下の名前で呼んで欲しいなぁ』って。」
雪羅:「...それはまた随分と直球だねwww」
平助:「総司らしいけどな(苦笑)」
総司:「そしたらこう言ったんだよ?『...沖田さんの“本当の意味で”心が落ち着いたら』ってね。」
平助/雪羅:「「......。」」
Aが沖田に向けて言った『本当の意味で』...それは恐らく、近藤が新選組を離隊する様に言った時の事やこれまでの事...そしてこれからの事などを全て清算出来たら...と言う意味が込められている。
その意味を理解する事に、沖田は時間が掛からなかった。
A:「私達が来る前の新選組がどういう風になっていたのかは聞かない。けれど、沢山の思い出とか有ったと思うから...だからそれら全てが、沖田さんの中で清算された時に私は彼を下の名前で呼ぼうって思ったんだ。」
平助:「なる程な......で、総司。もう清算は出来たのか?」
藤堂のその問に、沖田以外の三人の視線が沖田に移る。
総司:「......正直、まだ完全...とは言えないかな。でも、ほぼほぼ出来てるよ。」
雪羅:「じゃぁ、『総司』って呼ぶ日が近いね!!」
A:「流石に呼び捨てはしないよ(苦笑)」
雪羅:「...じゃぁ『総司君』?」
A:「.........“総司さん”かな///」
総司:「.........///」
沖田は自分の照れを隠したが、雪羅には残念ながら見つかったが彼女はそれをばらさなかった。
雪羅:「Aちゃんの元気な顔も見れたし...平助、そろそろ戻ろうか!!」
平助:「そうだな!!」
雪羅:「じゃぁ二人とも!!お元気で!!」
平助:「また会おうな!!」
雪羅と藤堂は、一泊二日でAと沖田の元を去ったのだった......。
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アリーナ2(プロフ) - 完結おめでとうございます!すごく面白かったです!もぉ好き!これからも頑張って下さい! (2019年8月23日 23時) (レス) id: 88cc1f7299 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 翔子さん» コメント、ありがとうございます┏○ペコッそう言ってくださると嬉しいです!これからも、よろしくお願い致します(*・ω・)*_ _)ペコリ (2018年3月10日 22時) (レス) id: b72c42f651 (このIDを非表示/違反報告)
翔子 - とても面白かったです (2018年3月10日 19時) (レス) id: 1f1ffe397d (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - AYA練さん» 有難うございます!!そうですか、全てですか...って、えぇ!?全て!?凄いですね...私なら、途中で諦めて...( '-' )ノ)`-' )← これからも、宜しくお願いしますm(*_ _)m (2017年5月3日 17時) (レス) id: 85b919e22e (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 恋雪さん» 有難うございます!!本当に、時間が無くて中々( ´・ω・`)気長に待ってください!!これからも、宜しくお願いしますm(*_ _)m (2017年5月3日 16時) (レス) id: 85b919e22e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弓 桜 | 作者ホームページ:http://hakuoukiyumizakuraMakoto&shinsengumi
作成日時:2017年3月30日 22時