〈第弐伍弐話〉 〃 :肆 ページ12
でも、僕にはどうする事も出来ない。
反撃をしたくても、今みたいに木刀や刀を握れる筈も無いからね(苦笑)
────そんある日だった。
僕は、門の前で先に入門していた奴らに殴られていたり蹴られたりしていたんだ。そこをたまたま近藤さんが通りかかったんだ。
近藤:『お前達！！何をやっているんだ！！』
先:『こ、近藤先生！？』
先:『どうしてこちらに！？』
近藤さんは、アイツらの言葉に耳を傾ける事はせずにこう言ったんだ。
近藤:『そんな事はどうでもい！！お前達、自分が何をしたのか分かってるのか！？自分より弱い物を見つけて殴ったりする事が、そんなに楽しいか！？』
......近藤さんがあそこまで叫んだのは初めて見た。
近藤:『お前達を波紋とする。二度と、試衛館に姿を見せるな。』
先:『う、うぇぇぇぇん！』
先:『うわぁぁぁぁ！！』
あいつらは泣きながらその場を後にした。...でも、僕は御礼をしなかったんだ。だって、そいつらだけじゃ無かったからね。僕を虐めてたのは(苦笑)
近藤:『全く、躾がちゃんとなってないな。...大丈夫か？宗次郎。』
宗次郎:『...えぇ。大丈夫です。ですが、同情のつもりでやったのなら、二度とこんな事をしないで下さい。』
近藤:『え？』
宗次郎:『二度も言わせないで下さい。同情のつもりで僕を助けたのなら、やめて下さい。...迷惑です。』
近藤:『そ、そうか...それは済まない事をしたな(苦笑)もし、何か困った事があったらいつでも言いなさい。相談にのるからな。』
宗次郎:『......。』
それから近藤さんは、僕に声をかける回数を増やしていったんだ。あの時は、正直うんざりしてた(苦笑) だって、ずっと追い掛けて来るんだよ？ほっといてくれって何度も言うのに、近藤さんは僕をずっと気にかけてくれていた。
そんなある日......
その日はもう、辺りは夕暮れ時だった。僕は夕日をずっと眺めていたんだ。そしたら、近藤さんが隣に来たんだ。
近藤:『宗次郎、どうしたんだ？』
宗次郎:『...僕は、いらない子だから此処に連れて来られたんでしょうね......。』
近藤:『......。』
宗次郎:『ずっと言い続けてきた筈です。『同情しないでくれ』と。何故、僕に声を掛けたりするんですか？』
僕の質問に、近藤さんはこう答えたんだ。
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アリーナ2(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごく面白かったです！もぉ好き！これからも頑張って下さい！ (2019年8月23日 23時) (
レス) id: 88cc1f7299 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 翔子さん» コメント、ありがとうございます┏○ﾍﾟｺｯそう言ってくださると嬉しいです！これからも、よろしくお願い致します(*･ω･)*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2018年3月10日 22時) (レス) id: b72c42f651 (このIDを非表示/違反報告)
翔子 - とても面白かったです (2018年3月10日 19時) (レス) id: 1f1ffe397d (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - AYA練さん» 有難うございます！！そうですか、全てですか...って、えぇ！？全て！？凄いですね...私なら、途中で諦めて...( '-' )ノ)`-' )← これからも、宜しくお願いしますm(*_ _)m (2017年5月3日 17時) (レス) id: 85b919e22e (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 恋雪さん» 有難うございます！！本当に、時間が無くて中々( ´･ω･`)気長に待ってください！！これからも、宜しくお願いしますm(*_ _)m (2017年5月3日 16時) (レス) id: 85b919e22e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弓 桜 | 作者ホームページ：http://hakuoukiyumizakuraMakoto&shinsengumi
作成日時：2017年3月30日 22時
