【第33話】 ページ44
その数日後...
土方が千鶴に外出許可を下した。その為千鶴は、久々の外の空気に触れたのだ。勿論、気分が浮かれてしまい...
千鶴:「わぁ...賑やかだー!!」
少しばかりはしゃいでしまった。千鶴は現在、一番組の巡察に同行させて貰っている。注意するのは勿論......
?:「千鶴ちゃんはしゃぎすぎ。“巡察”だってこと、忘れないでよね?」
千鶴:「(はっ!!)す、すみません...沖田さん。」
沖田であった。そして、千鶴の他にも外出している者が居た。それは......
A:「......一つ確認したいのですが...なぜ私まで?」
Aであった。彼女は千鶴とは違って、誰かを捜している訳でもないのに外に...巡察に同行させられた。
...主に沖田に強制的に連れて来られたと表現した方が、正しいのだろう。Aの問に、沖田は満面の笑みを浮かべながら答えた。
総司:「だってAちゃん、部屋からちっとも出ようとしないんだもん。逆に、こっちが気になるでしょ。」
A:「(...いつもなら、“面倒臭い”って言いそうなのに...。)」
Aはそう思いながらも、何も返さなかった。
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A:「(そういえば......)」
Aは、薄桜鬼のストーリーの流れを思い出していた。千鶴が十六夜の夜に新選組と出逢い、暫くの軟禁生活。
そして、土方と山南の大阪出張があってからの千鶴の外出許可......この流れからすると、彼女の頭の中には一つ、思い浮かぶことがあった。
A:「(...“古高俊太郎”か...)」
Aはそう思いながら千鶴を見た。...ちょうどその時、千鶴は街の人から何かいい情報が得られたのか、「ありがとうございます!!」と答えてどこかに足を運ぼうとしていた。
A:「(...いちよう脇差入ってるし...何とかなるかな。)沖田さん、千鶴が何処かに行ったみたいなので...“此処”は任せます。」
そう言うと、Aも千鶴の後を追った。
総司:「え、ちょっとAちゃ...「貴様ら!!もう一度言ってみろ!!」!?」
沖田がAを呼ぼうとしたのと同時に、一番組の隊士達が浪士と絡み合いだしたようだ。
総司:「はぁ...あ〜あ、よりによって“こんな所”で...」
沖田は、Aと千鶴が行った先を見てそう呟き、隊士達のイザコザを止めに行ったのだった...。
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弓 桜(プロフ) - 黒丸さん» コメント、ありがとうございます!!うわぁーー(´TωT`)やってしまいましたね(--;)時間を見つけて訂正していきます!!指摘して下さりありがとうございます!! (2020年6月30日 12時) (レス) id: b72c42f651 (このIDを非表示/違反報告)
黒丸 - こんばんは、コメは初めてですがいつも、楽しく拝見させて頂いてますm(*_ _)m、少し気になったので、一言だけ……源さんは5番組組長ではなく、6番組の組長だと思います…!、私の記憶が正しければ5番組の組長は武田観柳斎、と言う人なので…。 (2020年6月30日 2時) (レス) id: 5872ef037c (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 弓 桜さん» ごめんなさい(笑)医療関係の学校に通っているもので気になってしまって(笑)これからも頑張って下さいね! (2017年9月13日 14時) (レス) id: b9f0d03fb3 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 葵さん» コメント、ありがとうございます!!そこ突っ込まないで欲しかったで(^Д^)⊃彡)゚з゚):;*.\':;...ごほ、ごほ。失礼。まぁ、気にしないで読んでください(苦笑) (2017年9月12日 18時) (レス) id: 85b919e22e (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 骨やられても神経はやられない気が…骨折とかどうなるのそれ(笑) (2017年9月12日 16時) (レス) id: b9f0d03fb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弓 桜 | 作者ホームページ:http://hakuoukiyumizakuraMakoto&shinsengumi
作成日時:2017年5月5日 0時