〈第零肆仇話〉 珍しい ページ9
ーー元治元年七月ーー
暫く京に長州の藩兵が押し寄せ、町は慌ただしくなっていった...。
近藤:「会津藩から正式な要請が下った。
只今より我ら新選組は、総員出陣の準備を開始する!!」
近藤の声が屯所に響き渡る。
近藤:「ついに会津藩も我らの働きをお認め
下さったのだなぁ。」
と、近藤は首を縦に振らせなが嬉しそうに話していた。
みんな、嬉しそうに歓声する。
雪羅:「うわ〜(苦笑) 凄い盛り上がりだね(苦笑)」
A:「...煩くて適わん。」
雪羅:「だね(苦笑) 特にAちゃんは
こういう騒がしい所は苦手だもんね。」
と、Aと雪羅が隅で話していると...
土方:「はしゃいでいる暇はねぇんだ。てめぇ等もさっさの準備をしやがれ!!
長州の連中はもうとっくに布陣を終えてるんだ。」
と、土方が歓声している所に怒号する。
土方:「ったく...てめぇの尻に火がついてから俺らを召喚しても後手だろうがよ。」
土方は腕を組ませながらそう言う。
新八:「そういやぁ千鶴ちゃん。もし、新選組が出陣する事になったら、一緒に参加したいとか言ってたよなぁ?」
と、永倉が言う。そう。彼女は祇園祭に行った際に“自分でも何か役に立てるのなら”と思い、そう言っていた。
千鶴:「......え?でもあの...」
だが、流石に千鶴は戸惑う。すると近藤が千鶴に声を掛ける。
近藤:「おぉ、そうだな。こんな機会は二度と無いかも知れんしな。」
千鶴:「えっ!?(近藤さんまで!?)」
と、千鶴が慌てていると...
土方:「今度も無事で済む保証はねぇんだ。
お前は屯所で大人しくしていろ。」
山南:「君は新選組の足を引っ張るつもりですか?遊びで同行していいものではありませんよ?」
と、土方に山南が止めるように言った。...だが、意外な人物が語り出す。
一:「山南総長。それは...彼女が迷惑を掛けなければ同行を許可すると言う意味の発言ですか?」
...そう、斎藤だった。
千鶴:「え?」
山南と千鶴は斎藤に目線を向ける。
山南:「......まさか、斎藤君まで彼女を参加させたいと仰るんですか?」
一:「彼女は池田屋事件において、黒鬼院や
雪小路と同様、我々の助けとなりました。
働きのみを評価するのであれば、一概に足出まといとも言えないかと。」
と、斎藤は言う。すると、沖田がAの
近くで話す。
総司:「一君がそういう事を話すなんて珍しいねwww」
A:「(何で僕の傍で話すんだ...?)」
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紫緑(プロフ) - テスト頑張って下さいね。その劇薬はいらないけど今後も新撰組と半妖と千鶴の話楽しみにしています (2016年11月28日 10時) (レス) id: 2d904fce6d (このIDを非表示/違反報告)
総ちゃん - テスト頑張ってください!変若水待ってます!(о´皿`о) (2016年11月28日 6時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 総ちゃんさん» コメント、有難うございます!!沖田さんと夢主さんとの二人での戦闘を書きたいのですが...中々上手く出来ないんです(苦笑)ですが、頑張ります!! (2016年11月16日 18時) (レス) id: 85b919e22e (このIDを非表示/違反報告)
総ちゃん - 夢主さんは頼りがいがありますね。沖田君とセットだと鬼に金棒な感じがします(笑) (2016年11月16日 17時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 恋雪さん» コメント、有難うございます!!そうなんです...最近は疲れが...( ̄▽ ̄;)なので「後でやり直せばいいかぁ」と思ってしまうんですよ(苦笑)ですが、指摘して下さり有難うございます!!近いうちに直します!! (2016年11月12日 16時) (レス) id: 85b919e22e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弓 桜 | 作者ホームページ:http://hakuoukiyumizakuraMakoto&shinsengumi
作成日時:2016年11月6日 22時