〈第零漆漆話〉 再び ページ37
近藤:「十四代将軍、徳川家茂公
が二条城に入られるまで新選組総力を持って警護に当たるべし...との要請を受けた!!」
近藤のその言葉に、大広間に集まった隊士達の歓声が響き渡る。
A:「......(煩い...╬╬)」
雪羅:「(Aちゃん大丈夫かなぁ〜。)」
伊東:「山南さんが生きていれば...本当に惜しい人を亡くしましたねぇ...。」
「ハァ...。」と溜め息を吐きながら言う伊東。Aは、伊東の言葉に嘘つけと思いながら聞いていた。
伊東の言葉に近藤は、「ゴホンッ!!」と咳払いをし......
近藤:「...ともあれ、これから忙しくなる。まずは隊士の編成を考えねばなるまいな。そうだな...俺とトシに総司───「っと、悪い近藤さん。」ん?何だ、トシ?」
近藤が、一緒に連れて行く隊士の名前を呼ぶが沖田の名前を呼んだ時、土方が止めさせた。
土方:「総司は風邪気味みてぇだから外してやってくれねぇか?」
総司:「別に問題ないのに...土方さんは過保護過ぎるんですよ(苦笑)」
A:「そうは言ってるが、貴方の部屋からはやけに咳の声が聞こえる。...今は土方さんの言葉に甘えた方が得策だと思うが。」
総司:「...君まで言うの、Aちゃん...。」
A:「事実を言っただけだけど?」
Aと沖田がそう言い合うと、一人の手が上がった。それは、藤堂の手であった。
平助:「あー...近藤さん。オレもちょっと調子が...。」
近藤:「何だ、平助も風邪か?折角の晴れ舞台、全員揃って将軍様を迎えたかったが...。」
と、近藤は残念そうにそう話す。
平助:「......すんません。」
近藤:「いや、体調は大事だしな、体調は。
二人には、またの機会にでも存分に働いて貰おう。」
総司:「近藤さんがそう言うんじゃ仕方ありませんね。今回は、休ませて貰いますよ(苦笑)」
沖田がそう話したのを聞き届けた土方は、Aと雪羅に目線を向ける。
土方:「で、お前ら二人はどうする?」
A/雪羅:「「は?/はい?」」
土方:「だから、おめぇ等二人はこの警護の任に参加するのかしねぇのかって聞いてんだよ。」
雪羅:「私たちがですか?」
土方:「おめぇ等以外に誰に聞いてんだよ。」
A:「僕は遠慮する。そもそも新選組の隊士でも何でもないからね。」
雪羅:「私も今回は遠慮しようかな。足を引っ張らせちゃ悪いし(苦笑)」
左之:「(おめぇ等二人が『足を引っ張る』事なんてあんのかよ...(苦笑))」
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紫緑(プロフ) - テスト頑張って下さいね。その劇薬はいらないけど今後も新撰組と半妖と千鶴の話楽しみにしています (2016年11月28日 10時) (レス) id: 2d904fce6d (このIDを非表示/違反報告)
総ちゃん - テスト頑張ってください!変若水待ってます!(о´皿`о) (2016年11月28日 6時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 総ちゃんさん» コメント、有難うございます!!沖田さんと夢主さんとの二人での戦闘を書きたいのですが...中々上手く出来ないんです(苦笑)ですが、頑張ります!! (2016年11月16日 18時) (レス) id: 85b919e22e (このIDを非表示/違反報告)
総ちゃん - 夢主さんは頼りがいがありますね。沖田君とセットだと鬼に金棒な感じがします(笑) (2016年11月16日 17時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 恋雪さん» コメント、有難うございます!!そうなんです...最近は疲れが...( ̄▽ ̄;)なので「後でやり直せばいいかぁ」と思ってしまうんですよ(苦笑)ですが、指摘して下さり有難うございます!!近いうちに直します!! (2016年11月12日 16時) (レス) id: 85b919e22e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弓 桜 | 作者ホームページ:http://hakuoukiyumizakuraMakoto&shinsengumi
作成日時:2016年11月6日 22時