〈第零禄仇話〉 強い妖 ページ29
沖田が苦笑した時...
Aは鬼化した。
総司:「なに?どうしたの?」
A:「......強い妖が居る。」
総司:「!? ...どこにも見当たらない
みたいだけど......。」
沖田と共に、二人は警戒態勢に入る。だが、
姿は何処にも見当たらない。
A:「(姿が見えない...否、足下から
音がする......“足下”?)」
すると、沖田の背中側の土が盛り上がったのをAは確認した。
A:「沖田さん!!後ろだ!!」
総司:「!?」
Aの大声に反応し、沖田は振り向く。
すると......
グォォォォォ!!
と、おぞましい声が轟いた。そして...
総司:「なに、こいつ...。頭は牛なのに
身体は蜘蛛みたいだ...。」
沖田は、その妖の特徴を述べた。
A:「...嘘だろ...なんで日本に西洋の妖が居るんだよ...。」
Aも驚いたようだ。そして...
A:「沖田さん、そいつから離れろ!!そいつは“牛鬼”!!またの名を“鬼蜘蛛”だ!!」
総司:「『牛鬼』...?」
A:「あぁ。そいつは毒を吐くから、
浴びない様に気を付けろよ?んでもってそいつは人間も喰べるから喰われないようにな。」
総司:「(サラっと言うことじゃない...。)」
すると......
?:「Aちゃん!!沖田さん!!」
その声の持ち主は、もう一人の妖...
A:「雪羅か。丁度いい所に(苦笑)」
雪女の雪羅であった。
雪羅:「『いい所に』じゃないよ!!何で此処に牛鬼がいるの!?」
A:「そんな事、僕が知りたいさ。...だが、こんな所で毒でも吐かれたらお終いだ。
...僕らで、こいつを此処から遠ざけるよ。」
雪羅:「...それしかなさそうだもんね...。」
そして、雪羅も力を解放した。
Aは、沖田に目線を向けると...
A:「沖田さん。近藤さんと土方さんに
言伝を頼む。僕と雪羅は、ちょっと手強い妖の相手をして来る...と。頼みます!!」
そう言うとAは牛鬼の背中側に回り、
槍で背中を突く。
ギャァァァァ!!
牛鬼はおぞましい悲鳴をあげると、狙いをAに定めたのかAに攻撃をしかける。
A:「雪羅、行くぞ!!」
雪羅:「...りょ〜かい(苦笑)」
そして、二人と妖は夜の闇に消えていったのだった...。
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紫緑(プロフ) - テスト頑張って下さいね。その劇薬はいらないけど今後も新撰組と半妖と千鶴の話楽しみにしています (2016年11月28日 10時) (レス) id: 2d904fce6d (このIDを非表示/違反報告)
総ちゃん - テスト頑張ってください!変若水待ってます!(о´皿`о) (2016年11月28日 6時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 総ちゃんさん» コメント、有難うございます!!沖田さんと夢主さんとの二人での戦闘を書きたいのですが...中々上手く出来ないんです(苦笑)ですが、頑張ります!! (2016年11月16日 18時) (レス) id: 85b919e22e (このIDを非表示/違反報告)
総ちゃん - 夢主さんは頼りがいがありますね。沖田君とセットだと鬼に金棒な感じがします(笑) (2016年11月16日 17時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 恋雪さん» コメント、有難うございます!!そうなんです...最近は疲れが...( ̄▽ ̄;)なので「後でやり直せばいいかぁ」と思ってしまうんですよ(苦笑)ですが、指摘して下さり有難うございます!!近いうちに直します!! (2016年11月12日 16時) (レス) id: 85b919e22e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弓 桜 | 作者ホームページ:http://hakuoukiyumizakuraMakoto&shinsengumi
作成日時:2016年11月6日 22時