〈第零禄肆話〉 嫌な奴:肆 ページ24
伊東は続けて言葉を放つ。
伊東:「剣客としては生きていけず
とも、その才覚と深慮で新選組を
充分に助けてくれそうですものね。」
伊東がそう言い終わった時...
土方:「伊東さん、今のはどういう意味「せ、
雪羅...危ないから千鶴に変わって貰え。」...?」
土方が、伊東に怒りをぶつけようとした時を
見計らうかの様に声が重なる。
雪羅:「大丈夫だって!!それより、千鶴。
そこの障子を開けてもらえる?」
千鶴:「は、はい!!」
そう言うと、伊東の後ろ側の障子が開いた。
姿を現したのはAと雪羅、そして千鶴だった。
千鶴:「し、失礼します...(伊東さん...
火傷しないといいなぁ...)」←
A:「(物凄くムカついたから取り敢えず火傷しやがれ♪)」←
雪羅:「お話中すみません。長くお話をされて
いたのでそろそろ喉が渇いた頃かなと思い、お茶を用意させて頂きましきゃぁ!?」
『頂きました。』と言うつもりが、袴の裾を
(わざと)踏んでしまい、湯呑みの中に入っていたお茶は、全て伊東に直撃した←
伊東:「きゃぁぁ!!熱い!!熱いわ!!」
雪羅:「い、伊東さん!?ご、ごめんなさい...と、取り敢えず直ぐに冷やさないと...すみません、伊東さん、お借りしますね!!」
そう言うと、雪羅は伊東を無理矢理勝手場へと連れて行ったのだった...。
幹部:「「「......。」」」
千鶴:「Aちゃん...アレでよかったんでしょうか...。」
A:「いいんだよ、アレくらい。どうせなら殺りたい所だけどね。」
新八:「...つぅ事はAちゃん...あれはわざと伊東さんに火傷をさせたのか?」
A:「あぁ。...それと...」
Aは、土方に視線を向ける。
A:「...あぁ言う事を言われれば、誰だって頭にくるさ。でも、それじゃぁ相手の思う壷になるかもしれない。だから、伊東みたいな嫌な奴は少し懲らしめる事が必要なんだよ。」
左之:「(伊東さんを呼び捨て呼ばわり...(苦笑))」
A:「...邪魔したな。」
そう言ってAは広間を後にしたのだった......。
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紫緑(プロフ) - テスト頑張って下さいね。その劇薬はいらないけど今後も新撰組と半妖と千鶴の話楽しみにしています (2016年11月28日 10時) (レス) id: 2d904fce6d (このIDを非表示/違反報告)
総ちゃん - テスト頑張ってください!変若水待ってます!(о´皿`о) (2016年11月28日 6時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 総ちゃんさん» コメント、有難うございます!!沖田さんと夢主さんとの二人での戦闘を書きたいのですが...中々上手く出来ないんです(苦笑)ですが、頑張ります!! (2016年11月16日 18時) (レス) id: 85b919e22e (このIDを非表示/違反報告)
総ちゃん - 夢主さんは頼りがいがありますね。沖田君とセットだと鬼に金棒な感じがします(笑) (2016年11月16日 17時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 恋雪さん» コメント、有難うございます!!そうなんです...最近は疲れが...( ̄▽ ̄;)なので「後でやり直せばいいかぁ」と思ってしまうんですよ(苦笑)ですが、指摘して下さり有難うございます!!近いうちに直します!! (2016年11月12日 16時) (レス) id: 85b919e22e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弓 桜 | 作者ホームページ:http://hakuoukiyumizakuraMakoto&shinsengumi
作成日時:2016年11月6日 22時