〈第零肆弐話〉 金髪の男 ページ2
ーー沖田sideーー
僕と平助は、二階の奥の部屋に
人の気配を感じた。
障子を少し開けると、中には二人
の男が居た。一人は金髪の男でもう一人は
やけに高身長で赤っ毛の髪が特徴の大男だった。
その大男が部屋から出ると「待てっ!!」と
声を上げて平助もこの部屋から出て行った。
どうやら、僕の相手になるのはこの金髪の男になるみたいだ。
総司:「あんたも長州の浪士かな?...ま、どの道僕の相手になって貰うよ?」
僕はそう言って“正面の霞の構え”をする。金髪の男は...
?:「ふん。俺の相手になれるかは知らんが...やってみろ。」
と、上からものを言う態度で話す。...正直、僕はこういう性格の奴は土方さん一人で充分だと思うよ。
ダッ!!ΣΣ
僕は、その場を蹴る。
総司:「はぁっ!!」
霞の構えから、まずは一突き。
ギィィィン!! 男は、刀で弾き返した。そして、そいつは僕の隊服を掴んで僕の動きを
封じる。
総司:「(このままだと不味い!!」
僕がそう思ったその時だった...。
?:「沖田さん!!」
その声の主はすぐに分かった。声の主は
近くにあったお椀を投げて男に隙を作らせた。
勿論、僕がその隙を逃すはずがない!!
ビュンッ!!ΣΣ
もう一度、刀を突くがアイツはいつの間にか
僕の後ろに回っていた...。
今度こそ僕は不味いと思った。けど、僕は
何かと付いていたのか...。
ドガァァッ!!ΣΣ
?:「...そこまでだ。...あんた、“風間千景”だね。」
と、声がした。その声の持ち主は...
千鶴:「Aちゃん...。」
そう、彼女の登場があったからだ。そして、
『風間』と呼ばれるそいつが語り出す。
風間:「貴様...なぜ俺の名前を知っている?
俺を知っているものは極僅かしかいないはずだ...。」
A:「その理由が知りたいのなら、天霧さんにでも頼めばいいだろ。
...それより、何であんたがここに居る?」
Aちゃんは、槍と体を前に出して僕と千鶴ちゃんを護ろうとしている。
風間:「...ふん。貴様、半妖だな。しかも、
我らと同じ“鬼”か...。まぁいい。俺の務めは既に終わっている。」
そう言うと男は、二階のここから飛び降りたのだった...そして、僕の意識はここで途絶えた。
ーー沖田side 終了ーー
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紫緑(プロフ) - テスト頑張って下さいね。その劇薬はいらないけど今後も新撰組と半妖と千鶴の話楽しみにしています (2016年11月28日 10時) (レス) id: 2d904fce6d (このIDを非表示/違反報告)
総ちゃん - テスト頑張ってください!変若水待ってます!(о´皿`о) (2016年11月28日 6時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 総ちゃんさん» コメント、有難うございます!!沖田さんと夢主さんとの二人での戦闘を書きたいのですが...中々上手く出来ないんです(苦笑)ですが、頑張ります!! (2016年11月16日 18時) (レス) id: 85b919e22e (このIDを非表示/違反報告)
総ちゃん - 夢主さんは頼りがいがありますね。沖田君とセットだと鬼に金棒な感じがします(笑) (2016年11月16日 17時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 恋雪さん» コメント、有難うございます!!そうなんです...最近は疲れが...( ̄▽ ̄;)なので「後でやり直せばいいかぁ」と思ってしまうんですよ(苦笑)ですが、指摘して下さり有難うございます!!近いうちに直します!! (2016年11月12日 16時) (レス) id: 85b919e22e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弓 桜 | 作者ホームページ:http://hakuoukiyumizakuraMakoto&shinsengumi
作成日時:2016年11月6日 22時