《第二十三話》 “戦”の少し前 ページ34
近藤:「会合の場所は?」
局長である近藤が、監察型の
島田に聞く。
島田:「これまでの動きから見て...
“四国屋”...あるいは、“池田屋”の
いずれかかと。」
近藤:「よし!!会津藩と所司代に知らせを
出せ!!それから歳。隊士達を集めてくれ。」
A:「(...どうする?ここで
「会合は池田屋です!!」なんて発言...
出来るわけない...。それに、もしも本命が
四国屋だったら...って事もある...)」
未来から来たAは、悩んでいた。
自分自身は沖田と同じ隊に属しているから
間違いなく池田屋に行くのだろう。
だが、沖田はAが一番嫌いな
キャラによって...←
藤堂は、“アイツ”の手によって頭に
キズを負う。
同時に、2人を救出するのは間違いなく
不可能に近い。
A:「ボソッ)...ヨルに頼んで貰うか...」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
近藤:「動ける隊士はこれだけか...」
新選組は、元々人数は少ない。ましてや、
千鶴が斎藤に刀の腕を見て貰った際に話して
いたが、急に体調を崩している隊士達が
多かった。そして、今回のこの“戦”にも参加
出来る人は少なかった。
Aは、とある人物に声を掛ける。
A:「...山南さんは、屯所に待機
なんですか?」
山南:「えぇ。もしも此処が襲われて、我々の
帰るべき場所が無くなったりしては困ります
からね。」
A:「仰る通りで(苦笑)」
Aと山南が話していると、原田は
“アイツら”の事を語り出した。
左之:「こんな時に、あいつらが使えれば
良かったんだがな...」
一:「暫くは実戦から遠ざけるらしい。
血に触れるたび、狂われてはたまらん。」
千鶴:「(『あいつら』?『血』?)」
2人の話しの内容が直ぐに理解したA
は...
A:「左之さん?斎藤さん?この間の
壁の様にあなた方の骨も粉々にして
さしあげましょうか?www(^ω^)ニコニコ」
“顔は笑っているが目が笑っていない”
...とは、今のAの様な顔を言うの
だろう。
まさにその通りだった。
左之/一:「「わ、わりぃ.../すまない...」」
Aが、原田と斎藤に話しをしていた
間に土方が隊を二手に分けると話していた
らしい。
四国屋へは、土方・斎藤・原田・井上を含む
二十四名。
池田屋へは、A・近藤・沖田・藤堂・長倉
を含む十名で出発したのだった...。
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弓 桜(プロフ) - 瑠那さん» コメントをありがとうございます!!ですよー!! (2022年8月6日 16時) (レス) id: 988729dd96 (このIDを非表示/違反報告)
瑠那(プロフ) - 月影桜はそのまま、つきかげざくらって読めば良いんでしょうか? (2022年8月6日 11時) (レス) @page5 id: 84675eb1ef (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - ひかるさん» ありがとう御座います!!テレビで見て、「あ、書こう!!」という発想に至りました!!楽しんで下さると嬉しいです!! (2017年8月5日 10時) (レス) id: 85b919e22e (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - 鷹匠なんて、発想すごいです! (2017年8月5日 2時) (レス) id: cf560ec4e6 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 朧 龍さん» ご指摘、感謝で(*^^*)他にも何かあったら、よろしくですm(*_ _)m (2017年7月15日 23時) (レス) id: 85b919e22e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弓 桜 | 作者ホームページ:http://hakuoukiyumizakuraMakoto&shinsengumi
作成日時:2016年7月15日 21時