《第二十話》 居合い3 ページ29
千鶴:「っ!?」
勝負は一瞬で着いた。そして、
千鶴の小太刀が何故かA達が
いる方向に飛んできた←
Aは、焦ることも無くパシッ!!
と柄を掴んだ。
総司:「Aちゃん凄いね...普通、
飛んできた刀を掴むなんて出来ないから(苦笑)」
と、総司が言うと...
A:「...昔、“そういう仕事”をして
いたから...まだ身体が覚えていたんだろう
ね...(苦笑)」
と、少し辛そうな顔をしてAは
千鶴のもとへ足を運んだ。
A:「千鶴、大丈夫だった?
はい、大切な刀。」
と言い、千鶴に小太刀を手渡す。
千鶴:「あ、ありがとう...」
見れば、千鶴の手は震えていた。
A:「それにしても、流石は斎藤さん
ですね。“居合いの達人”と言われるだけ
刀が速かったです。」
Aが、“居合いの達人”と言う言葉を
すると...
総司:「あれ?Aちゃんの時代でも、
一君は“居合いの達人”って言われて
いるんだ。」
A:「うん。私の時代では、この時代
の様に刀を腰にさげている人はいないよ。
だけど、木刀や薙刀、竹刀を使って剣技は
競われているの。そして、皆の事を
慕っている人ならば、
“斎藤は居合いの達人だった”と語り継がれて
いるよ。」
Aがそう言うと...
総司:「へぇ〜。だってさ、一君。」
一:「俺は称される程の者では無いのだが...」
と、こうは言っているが本人も嬉しそうだ。
千鶴:「あ、あの...“居合い”って...?」
A:「さっきの斎藤さんの剣技...
って言えばいいかな?相手が自分の間合いに
入った時に、刀を鞘から高速で抜き、倒す
抜刀術だよ。」
千鶴:「そう...なんですか...
(あれが“居合い”...そして、組長の
腕前...)」
A:「ま、大丈夫だよ。それに、千鶴の
剣には曇は見えなかったよ。ですよね?
斎藤さん。」
一:「あぁ。師を誇れ。巡察に同行出来るよう、
俺達から副長に頼んでみよう。」
千鶴:「ありがとうございます!!」
総司:「ね〜ね〜、Aちゃん。」
A:「嫌。」
総司:「僕、まだ何も言ってないけど?」
A:「沖田さんの事だから、
『僕の相手してよ。』とでも言うんでしょ?
だから答えたんです〜」
総司:「うわ...一君の次に僕の考えを読める
人が居たよ...ま、Aちゃんなら
いいけど。」
A:「...まぁ、機会があれば
引き受けるよ(苦笑)」
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弓 桜(プロフ) - 瑠那さん» コメントをありがとうございます!!ですよー!! (2022年8月6日 16時) (レス) id: 988729dd96 (このIDを非表示/違反報告)
瑠那(プロフ) - 月影桜はそのまま、つきかげざくらって読めば良いんでしょうか? (2022年8月6日 11時) (レス) @page5 id: 84675eb1ef (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - ひかるさん» ありがとう御座います!!テレビで見て、「あ、書こう!!」という発想に至りました!!楽しんで下さると嬉しいです!! (2017年8月5日 10時) (レス) id: 85b919e22e (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - 鷹匠なんて、発想すごいです! (2017年8月5日 2時) (レス) id: cf560ec4e6 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 朧 龍さん» ご指摘、感謝で(*^^*)他にも何かあったら、よろしくですm(*_ _)m (2017年7月15日 23時) (レス) id: 85b919e22e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弓 桜 | 作者ホームページ:http://hakuoukiyumizakuraMakoto&shinsengumi
作成日時:2016年7月15日 21時