愛があれば【ホークス】ⅱ (ページ28)

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まるで獣ページ28

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骨が伸び、筋肉の繊維が絡み付き太くなっていく

さっきまで藻掻き苦しみ、苦痛で歪んだ表情が今度は再生されていく腕を見て嬉しそうにニタニタと笑っている

言葉は通じない変わりに感情の表現ははっきりとしていた

剥き出しの脳に人工的な黒い肌、そして歪んだ顔が気味悪い

ブロックの外でゆっくりと再生されていく敵の腕をただ眺めながら、相澤さんが言っていたことを思い出した

「こちら側の問い掛けには一切反応せず、プツリと抵抗を辞めた

俺らはソイツを＿＿＿＿＿＿＿」

『此奴が、“脳無”』

複数の個性を持つ脳無は、本当に獣のようだった

『ていうか、もっと早く気付けた筈でしょ』

思い出せなかった自身を悔やみつつも、手首の辺りまで再生されてしまった腕を睨みながら酸素が無くなるのをただ祈るしか無かった

「＿＿！、＿＿＿＿＿ッ！！」

『…お願い、っ…！』

はやく、

間に合え…！