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『はぁ……』
どうして…どうして云ってしまったんだろう…
初めて、人に自分の過去を話した
云ってしまった後の罪悪感が心に的割り付く
『拒絶されたかな…しょうがない、か』
私達と生きてきた場所、育った場所が違うもの
"私は普通の子じゃない…"
ずっしりと来る重みのある言葉
思い出すと、胸が張り裂けそうになる
痛い
苦しい
辛い
呼吸が、脈が、
どんどん早くなって行く…
まるで、自分じゃなくなるような感覚に襲われる
『……ッ!!』
トンッ…
左肩に熱が籠る
暖かくて、落ち着く
さっきの呼吸や脈が嘘のようにゆっくりになる
「A」
歩む足が止まる
「体調…大丈夫か？」
何時もの優しい声色に、小さく深呼吸をして振り替える
『…大丈夫だよ』
私は、笑えてるであろうか？
表情筋が少し震える
落ち着かせる為に話題を振った
『焦凍を探してたんだよ、お昼一緒に食べよ』
少し間が空いてから
「そうだな、時間も少ないし…急ぐか」
と微笑しながら頷いてくれた
『今日は…私も蕎麦にしようかな』
「蕎麦の良さがAにも伝わったのか…」
『え、？私、普通に蕎麦好きだよ？』
「よく、カルボナーラ食べてるから…そんなにだと……」
そんなに唖然とした顔で見ないでよ…
真剣に頷く焦凍を見ていると、何故だか笑いが噴き上げてきた
『ふふっ…wあ、ダメだwwお腹痛いw』
黒いモヤモヤとした、さっきの出来事が嘘のように消えていく
『焦凍は私を笑わせる天才かもねw』
「天才…？なんか、面白い事云ったか？」
『天才故に天然の破壊力が…ww(ﾎﾞｿｯ)』
「ん、？」
『なんでもないよwほら、急ご‼』
なんでかな
こんなにも心が軽くなるなんて
一緒に居ると落ち着くのは
"好き"だからなのかな
でも、この恋が実らないなんて解ってる
気付いてはいけなかったのも知ってる
知ったうえで、この感情を抱いてる
兄妹じゃなかったら…
なんて思ったこともあった
でも、兄妹じゃなければ
こんなにも近くに居なかったかもしれない
『ねぇ、焦凍…』
「ん、？」
『有難うね』
心の底からの言葉だった
さっきの事も、この事も含めて全部
「俺は、Aが笑って居てくれたらそれで良い」
「だから、体育祭最後まで行こう」
「親父を、見返すんだろ？」
『…うん、一緒に頑張ろうね…！』
次の種目は、トーナメント式の闘技試合
１回戦で当たるかは解らない
でも…当たったとしても、最後までやれたら良い
大丈夫…
私達なら出来る
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーキャラ
障子目臓
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夢桜(プロフ) - 相原 すばるさん» 読んで頂き有難うございます！更新頑張ります(´▽`*) (2016年8月23日 20時) (
レス) id: 33d0f2f26e (このIDを非表示/違反報告)
相原 すばる(プロフ) - とても面白かったです！これから続きたのしみにしています♪( ´▽｀) (2016年8月23日 19時) (レス) id: 74713db4eb (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 夜空♪さん» 2回目のコメント有難う御座います！これからも読んで頂けたら、幸いです (2016年8月20日 11時) (レス) id: 33d0f2f26e (このIDを非表示/違反報告)
夜空♪ - 轟くんメッチャかっこよかったです！ 続きが気になります。 どんな展開が二人を待ち受けているのか楽しみです！ (2016年8月15日 1時) (レス) id: dd9ec1f217 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - 夜空♪さん» コメント有難う御座います！面白いと言って頂けて、とても嬉しいです♪更新頑張ります！ (2016年8月14日 10時) (レス) id: 33d0f2f26e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢桜 | 作成日時：2016年8月4日 2時
