あの…トリップ、成功しちゃいました☆(名探偵コナン)

ばばんばばんばんばん〜♪(お風呂で有名なメロディーでお送りします←) ページ26

『ありがとね…神様…』

何も残されていない掌を、そっと…握りしめ、胸に当てる

まだ仄かに温かく感じる体温に、大丈夫だと言われている様で…心がどんどん落ち着いていく



『…よし、お風呂入って寝る！』

神様からプレゼントして貰ったワンピースと下着を袋に入れて階段を降りる

確か…お風呂場はこっちだった筈……

脱衣場に着いたあと、鼻歌を歌いながら衣服を脱ぎ、お風呂場を開ける

『わー…広ーい…(棒読みちゃん)』

思わず扉開けた瞬間、閉めそうになった←

まぁ、早く湯船に浸かりたくて…しょうがなかったので、さっさと体を洗って湯船に浸かる





『はぁ…気持ちぃぃ…疲れが取れるぅ〜…』

呑気に浸かりたいところだが、これから先のことを考えねば…寝室だと語れねぇぜよ←

『取り敢えず…ボロ出さないようにしなきゃ…』

之は命取りになる。確実にな←

『両親の件…どうしよ…知っちゃったに近いんだけど詳しいことは解せぬ状態だし…』

というより…これさ、コナンくんも赤井さんも安室さんも危なくない？組織だよ？

まぁ、安室さんに命令が出れば…抹殺される可能性も大だし…他の人に殺られるぐらいならwelcome☆だけどさ(本望←)

其れだったら、"れーたんしゅき♡"でバキューンでお願いシャス←

『最後ぐらいさ、れーたん呼びは許して欲しいわ(切実に)』



てか、頭めっちゃフワフワする…
逆上せてきてるな、上がろうではないか

早くお風呂から出て、今日買ったワンピースに着替える

『ロングが良かったかも…まぁ、膝丈ギリギリ下だから許そう…』

肩にタオルを羽織って、パタパタとスリッパを鳴らして、少し小走りでリビングに向かう



そこには、スコッチをグラスに注ぎ…片手に飲んでいる沖矢さんが居た

スコッチ…確か、安室さんと赤井さんの因縁のような関係になってしまった原因の彼だろう

私が早めにトリップしていたら助けられたのであろうか…

と、そんなことを考えていると



沖「湯加減如何でしたか？」

グラスの中の氷を揺らしながら、沖矢さんは私を見つめていた

『とても…良かったです。ゆっくりと浸かれました』

そう言って微笑すると、沖矢さんは立ち上がり「お風呂に入ってきますね」と言って、私の隣をすり抜けた

私はソファーに座って、少し体の熱を冷やそうと足を踏み出した瞬間…腕を掴まれた









沖「貴方には…お兄さんが居るんですか？」



問い掛けに振り向きかけた身体は強張り、思考が一気に停止した

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