【リク�ぁ曚修涼祺颪望靴�れたるは…5 ページ30
結局。
「そっちカップ足りてるー？」
「もうすぐお菓子も焼き上がるよ！」
「運ぶのは任せろ！」
「テーブル通りまーす」
荘園の庭に賑やかな声が響く。
勝者Aの要望は「先日の2:8参加者に希望者を加え、2人のお茶とお菓子、サバイバー側からの持ち寄りを足したお茶会を開こう」だった。
その提案を「それが貴女の願いなら」「たまにはそういうのもいいですね」とハンター2人も快諾したのだった。
彼女の悪運の強さに、ゲーム直後こそむくれた2人であったが、事の発端となった彼女はというと、忙しなくそれでいて楽しそうに準備に奔走している。
思えばゲーム以外の場面で、彼女がサバイバー達とやり取りをしているのをしっかり見るのは初めてかも知れない。
普段ゲーム中には見られない彼女を一面を見られたのだ、これはこれで良かったのかもしれない。
「先日は失礼しました。…紳士にあるまじき行いをしました」
白黒無常の謝必安の横に立つリッパーが、ふっと口を開いた。
「…いいえ、私の方こそ…熱くなりすぎてしまいました。このようにご一緒できる機会が持てて良かったです」
「そうですね。…でも次こそは負けませんよ」
「ふふっ…こちらこそ」
今朝食堂で争っていた時からお互い張り合う意志に変わりはないものの、その気持ちは随分と穏やかになっていた。
庭の隅で話し込む2人の元へ、エマが駆け寄ってくる。
「リッパーさん、無常さん、準備出来たなの！」
「ありがとうございます」
「今行きます」
エマの後ろに続いて、二人がテーブルに着くとそれぞれのカップにお茶が注がれていく。
「この紅茶、香りがとても華やかで素晴らしいわ！」
「すごい、カップの底に花が咲いた！世界にはこんなに芸術的なお茶があるのか…」
口々に沸きあがる賛辞を聞けば悪い気はしない。
謝必安とジャックは自分たちの用意したお茶を堪能するサバイバーの様子を眺め、ふっと口元を綻ばせた。
柔らかい日差しがガラス越しに差し込み、温かい風がそっと体を撫でる。
穏やかな気候の中、お茶会はやがて日が暮れると夕食会になり、各々が眠りにつく時間まで続いた。
ーーーーーーーーー
ふじもんさん、「白黒無常とリッパーの取り合い」リクエストありがとうございました！
そしてとんでもない長さになってしまい大変申し訳ありません!!
描きたかったあれこれを詰め込んだらこんなことに…申し訳なさの極みです…
少しでもお楽しみいただけましたら幸いです。
ありがとうございました！
【リク�ァ曚修凌牡蕕浪燭砲眤紊┐�たく1 (写真家)→←【リク�ぁ曚修涼祺颪望靴�れたるは…4
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ドクモ(プロフ) - リクエストでーす！ ツンデレ黒無常さんが素直になるまで焦らしたい願望です！ (2019年5月21日 2時) (
レス) id: 763783cfb5 (このIDを非表示/違反報告)
MH改め蓬莱(プロフ) - 林檎饅頭さん» 林檎饅頭さん、リクエストありがとうございます！折角リクいただいた所大変申し訳ありませんが、今執筆スピードの都合でリクを締め切らせていただいております… 今後再開出来そうでしたら、その時に書かせていただきますね！ (2019年4月7日 0時) (レス) id: a0dc3dcbfc (このIDを非表示/違反報告)
林檎饅頭 - リクエストなんですけど友情で風邪をひいたヴィオレッタちゃんに看病する感じの物語を作って欲しいです。 (2019年4月6日 1時) (レス) id: 19ec5be348 (このIDを非表示/違反報告)
MH改め蓬莱(プロフ) - 夜月レナさん» コメントありがとうございます！上手いこと彼の魅力を出しつつ、甘く出来てるか不安だったのでそう言っていただけて本当に嬉しいです(´ω｀*) (2019年3月23日 14時) (レス) id: a0dc3dcbfc (このIDを非表示/違反報告)
夜月レナ(プロフ) - ｯ...(尊死)。泥棒めっちゃ可愛いっす。最高な作品をありがとうございます...!!なぜ星ボタンが一度しか押せないのか... (2019年3月23日 1時) (レス) id: 0d570b7f47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓬莱 | 作成日時：2019年2月18日 23時
