帰り道 ページ7
Aが帰った後、部室にはなんとも言えない空気が漂っていた。
福富「……………」
荒北「……………」
この空気に耐えかねた荒北は大声で福富に話しかけた。
荒北「フクチャン!もう8時になるよ!…ほら、寮のおばちゃんにも怒られるヨォ!」
福富「…あぁそうだな…帰ろう。」
荒北「…ほらよぅ。カバン」
福富「ああ、ありがとう荒北」
ガラガラ
二人が部室から出た時にはもう外は真っ暗だった。
しかし、空気が綺麗な箱根の空は星が舞っていた。
二人の帰り道はいつにもなく重いものだった。
福富「…荒北。」
おもむろに福富が荒北に話しかけた。
荒北「なによォ、フクチャン?」
福富「お前は、あいつのことをキツイ奴だと思うか?」
荒北「…Aのことかァ?ん……まあ、ねぇ。あそこまで言わなくてもイイんじゃねェのっておもったけどねェ。切り替えが早いのもびっくりしたけどヨォ。」
福富「そうだな。確かに。あいつは…Aは言いたいことをハッキリ言う奴だからな。キツイやつに見えるのかも知れない。でも、根はいい奴だぞ。荒北。優しくて、強い。綺麗な顔立ちだしな。」
荒北「ナァニ?フクチャン。そんなにべた褒めしてさァ。珍しいねぇ」
福富「そうか?まぁ、とりあえず毛嫌いしないでやってくれ。あいつは正しい奴なんだ。」
荒北「………ふぅん。なんか、Aとあったのォ?それに、なんで今まで箱学に居なかったのさァ?」
福富「そうだな。お前になら話してもいいか……。恥ずかしい話しだ。
そのことも、話すよ。少し、長話になるがいいか?」
荒北「クハッ!そんなん俺から聞いちまってんだ。最後まで付き合うにきまってんダロ!あと、フクチャンの恥ずかしいトコロなんて今更聞いてもなんも思わねぇから。大丈夫だヨ。」
福富「そうか。なら…いい。そうだな。いつから話そうか。俺が6歳の時だったかな。」
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区切りをつけたくて!短くなっちゃいました!次からはフクチャンの過去編に入ります!思いっきり捏造です!
時間軸おかしくならないように頑張ります!
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ゆめや(プロフ) - みゆさん» ありがとうございます。これからもボチボチ更新出来たらしていくと思いますのでよろしくおねがいします! (2014年12月24日 14時) (レス) id: 8102019ebc (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - ずっと待ってます!応援してるので頑張って下さい!! (2014年8月20日 1時) (レス) id: 8f55315e9b (このIDを非表示/違反報告)
獅羇(プロフ) - ゆめやさん» わかってるようでよかったヽ(;▽;) (2014年7月31日 23時) (レス) id: 3f52f24566 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめや(プロフ) - 獅羇さん» ありがとう。無理せずゆっくり自分のペースで頑張ります! (2014年7月31日 20時) (レス) id: d2d051f709 (このIDを非表示/違反報告)
獅羇(プロフ) - ゆめやさん» いや、うん…前を向くのは大切だけど、無理はダメだよ、自分を追い込まないでね (2014年7月31日 19時) (レス) id: 3f52f24566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめや | 作成日時:2014年7月14日 15時