第三十九話 ページ40
ルフィ「！エース！！」
シュタッと軽快な音と共に、船長ルフィの兄エースが登場した
エース「よぉールフィ、お前の船から誰か飛び降りてたけど大丈夫か？」
ルフィ「そうなんだ！急に飛び出してきて」
サボ「っはぁ！！あー、服びっちゃびゃ」
エース「サボが助けたからご心配なく」
ニッと歯を見せて笑い、ルフィに安堵の表情がでる
他の船員たちもひとまずAの無事に安心した
サボ「おーいルフィ！！！急いでこの子と俺を船まで上げてくれないかー！」
ルフィ「あぁ！わかった！」
腕を伸ばし、もう1人の兄サボと気を失ったAを持ち上げる
ロー「！！」
サボ「この子やばいよ、息がないし…海水だいぶ飲んじゃったみたいだから心臓マッサージした方が」
全員「えぇ！？」
チョッパー「俺！治療セット持ってくる！！」
ナミ「そ、そんなに重症なの…！？」
サボ「背中に直で当たってパニックになったんだと思う…とりあえず俺が心臓マッサージするからな！！」
ルフィ「あ、あぁ…！頼んだサボ…！」
想像以上の重篤に思わず一同息を飲む
サボのカウントする声だけが聞こえ、ナミは祈りを捧げるほどだった
サボ「呼吸入れるよ」
人工呼吸をし、再びカウントを始める
なお、一切反応がない
サボ「くっ…１回電気ショックを与えた方が」
ロー「おい！俺が電気を与える！！」
サボ「うわ！？トラファルガー・ローじゃないか！なんでこんな所で」
ロー「いいから！お前らは全身拭ける量のタオル早く持ってこい！！」
サボの代わりにローが心臓マッサージを開始する
ロー「おい、早く目覚めろ…！おい！！」
必死に呼びかけるが、まだ応答はない
ナミ「トラ男くん！持ってきたわ！！」
ロー「あぁ、はやく服脱がせて体を拭け！急げ！」
人工呼吸を入れながら、ナミに指示する
ナミ「えぇ！？ぬ、脱がせるの！？」
ロー「濡れてたら感電してどの道死ぬかもしれないんだ！！いいから！！」
ロビン「ナミ、ここは医者の言うことを聞きましょう」
ナミ「わ、分かったわ！！」
チョッパー「俺は拭くの手伝う！！」
せっせと作業に入るチョッパー
ナミは多少躊躇いながらもチョッパーが持ってきた治療セットのハサミで服を切り裂き、ロビンは、悪魔の実の力で全身を素早く拭いた
ルフィ「俺も、何か手伝うぞ！！」
サンジ「俺も！！！」
ロビン「ダメよ」
ロビンの厳しい声が聞こえる
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作者名：(´・ω・｀) | 作成日時：2022年9月6日 17時
