【ONEPIECE】何も知らない私がワンピの世界に飛び込むと (ページ33)

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第三十二話ページ33

「ふぁああ…結局一睡もせずに朝を迎えてしまったな…」

サンジくんと話していたら、あっという間に朝日が顔を出していた
時間的には5時くらいだろうか

それにしてもサンジくんの料理捌きは本当に凄い
早いし綺麗だし丁寧だし、主婦として色々見習いたい物を感じたなぁ……

サンジ「Aちゃん大丈夫？ごめんね俺の時間に付き合って貰って…」
「ううん！全然だよ！寧ろ何も出来なくてごめんね」
サンジ「いや、凄く作業が進んだ。今日の料理は一段と美味のがわかる」

それでもってこの紳士的な振る舞い
サンジくんの大人っぽさがよく分かる…素敵だなぁ

「それなら良かった…！でも、ちょっと眠たくなってきちゃった…みんなとご飯食べたいのに…」
サンジ「あぁ、みんなには俺から言っとくよ。ゆっくりおやすみ」
「ありがとう、お言葉に甘えてさせてもらいます」

そう言ってサンジくんにヒラヒラと手を振りながら部屋に戻ろうとした

「……あ」

…部屋にもどれるかな

目の前にいるのは、これまた徹夜していそうなロー様
昨日よりも鋭い眼光は、本当に虎そのものだった

そして本人の顔を見てしまうと、昨日の事を思い出す。嫌悪感と羞恥心で頭がいっぱいになりなんとも微妙な顔をしてしまった

ロー「なんだ、その顔は」
「…見たくない顔が1番早くに出たからですよ」
ロー「随分言うな、もっと淑やかにしたらどうだ」
「…無理です」

スッと横を通り過ぎようとした

ロー「おい、お前何するんだ？」
「寝ますけどぉ」

眠たさがピークを迎える

ロー「…なら丁度いい、来い」
「あぁあ〜…」

あーーーー…さようなら私の部屋

今の私は、ロー様を拒否しないといけないと言う気持ちよりも、眠たさが勝ってしまってるので無抵抗に連れていかれた
でも私、直哉くん以外の人に眠たい姿出したくない…出したら絶対引かれる…

それでも眠気には勝てない…