6話目 ページ25
＿＿＿翌朝。
陽の光が部屋に差し込む前に、私は目を覚ます。
くノ一の朝は早い。うん、いつも通り。
上半身を起こし、んーっと伸びをして＿＿＿
...ん？
下半身に違和感を感じる。気持ち悪い感触...
布団を捲って見てみると
...赤いモノが出ていた。
｢｣
いきなり目に飛び込んできた赤に目が釘付けになる。
｢えっ！えっなんでっ！？いつの間にか怪我でもしたの私！？どこも痛くないよ！？それとも病気！？｣
｢しっシナ先生...！｣
軽くパニックになり夜着のまま髪も結わずに朝イチのダッシュで山本シナ先生の部屋へ向かった。
こんな時はシナ先生に聞くのが一番だよね！
―――
┈┈┈┈┈先生の部屋
山本｢貴女も始まったのね｣
事のあらましを日本語がめちゃくちゃになりながらも説明すると、シナ先生は至って落ち着いてそう仰った。
｢始まったって一体...｣
｢(...あ)｣
慌てていない先生を見て、冷静さを取り戻し何となく察する。
｢あ、あの...これってシナ先生が以前仰ってたオリモノというものでしょうか...？｣
山本｢察しが良いわね。そう、月経というのよ。Aさんくらいの歳になると女性はみんな始まるの｣
くノ一はそれに影響されることがあるから、任務の時は特に気を張らなければならないと教わったことがあったんだった。
｢月経が原因で実技の調子が悪かったり精神的に不安定になったってことか...｣
未経験だから月経のことが分からず混乱してたんだ私。一度体感したから、これから自分の身体のこととか気分の動きとか把握していかないと。
山本｢最近貴女の調子悪かったからそんな気はしてたのよ｣
｢えっ！シナ先生些細な事でそこまで分かるんですか！？｣
シナ先生は何も仰らずただ意味深に、それでも美しく笑うだけだった。
山本｢さぁ、一日が始まるわ。早く身支度してらっしゃい｣
先生に優しくポンと背中を押される。
｢あ、はい！朝早くから申し訳ありませんでした。ありがとうございました｣
山本｢また何かあったら言ってね。相談には乗ってあげられるから｣
｢はい、ありがとうございます｣
失礼します、と一礼して部屋を出る。
モヤモヤしてたのが晴れてスッキリした！
＿＿＿勘ちゃんに話さないと。
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西 - この方角に福があるはずです
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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️めっちゃこの物語良き過ぎます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新されるのを楽しみにしています(*^^*)🎵𓈒𓏸 (2022年9月22日 12時) (
レス) @page26 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
gaotianguosui(プロフ) - この小説とても面白いです。続きを待っていますので早くみたいです。 (2022年8月28日 22時) (レス) @page26 id: 491ef9371f (このIDを非表示/違反報告)
М葉(プロフ) - ユリリンさん» コメントありがとうございます！きっかけは書こうと思ってます。ご期待に添えるか分かりませんが、自分なりに考えて書かせていただきます...!! (2020年10月9日 20時) (レス) id: fe59eeca2d (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - はじめまして!楽しそうな小説ですね。勘右衛門と夢主の付き合うまでの馴れ初めや好きになったきっかけ等がきになります。健康に気をつけて更新してください。楽しみにしています。 (2020年10月9日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：М葉 | 作成日時：2020年10月8日 17時
