来世で。 ページ43
───────kn side──
「来い！！」
そう命令された。主人命令とあれば俺はなんでもする。
たとえこの身が滅びようとも、ご主人について行く。
ご主人と逃げている途中に“ある植物”を見つけた。
これは最後の手段になる。取っていこう。
「キンさん、あの小屋行くよ。」
ご主人が俺だけに聞こえるように言った。
後ろからあいつの声が近づいてくる。
間一髪、ギリ見えなかっただろうという所で小屋に逃げ込んだ。
「キンさん、大丈夫？」
「大丈夫なわけ、ないやろ、ご主人のばか。」
貧血からか息切れがすごい。血が足りなくなっている。俺はもうすぐ死ぬだろう。
「ご主人、多分俺らもうすぐ死ぬわ。」
「...分かっとるわ。ご主人だけでも逃げろなんて言ったらぶん殴るからな。」
「は、怖いわ〜.....ご主人、これ、知っとるやろ？」
「こ、れ...どこで？」
俺がご主人に差し出したのは致死量を遥かに超えた『トリカブト』。
少量の場合でも2〜6時間の間に死亡し、大量に摂取した場合はほぼ即死する。
あいつに殺される前に一緒に死のうという考えだ。
「来る道にあったわ。これ、口に入れる覚悟ある？」
「キンさんも食べるんなら別にええで。あんな奴で人生終わるの嫌やし。」
まさかの即答。ほんとに考えへんな。まぁ、そこも好きやけど。
「はは、大好きやでご主人。来世では、幸せになろな。」
「キンさんって来世とか信じるタイプなんやね。」
「当たり前やん。信じた方が楽しいで？」
2人で笑い合いながら、せーので一緒に食べた。
───────not side──
その後、話し声を聞き付けた男が小屋に入っていった。
だが、そこで男が目にしたものは手をつなぎながら幸せそうに永遠の眠りに着いた2人だった。
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セエレ(プロフ) - アンコさん» ああ！！ほんとだすみません教えてくださってありがとうございます！！大好きだなんてもう…ありがとうございます！頑張ります！ (2023年5月5日 7時) (
レス) id: b81e176fb0 (このIDを非表示/違反報告)
アンコ(プロフ) - 大っっっ好きです！更新頑張って下さい。応援してます！！！！（今気づいたんですけどオリ作はずれてないっす！勘違いだったらごめんなさい。） (2023年5月5日 2時) (レス) @page34 id: c83f1d8e6a (このIDを非表示/違反報告)
セエレ(プロフ) - 誰かの裏垢さん» 誰かの裏垢さん、2回目のコメントありがとうございます！！好きなんて言っていただけて嬉しい限りです！！ (2023年5月4日 22時) (レス) id: b81e176fb0 (このIDを非表示/違反報告)
誰かの裏垢(プロフ) - おおおおお！！！遂に！！凄いですねおめでとうございます！！！この小説めっちゃ好きなのでこれからも頑張って欲しいです！！！ (2023年5月4日 22時) (レス) @page34 id: a08d7a8532 (このIDを非表示/違反報告)
セエレ(プロフ) - 誰かの裏垢さん» ありがとうございます！ネタが溢れてしゃーないので更新頻度は割と高めになるかと思われます！応援ありがとうございます！ (2023年5月1日 19時) (レス) id: b81e176fb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セエレ x他1人 | 作成日時：2023年4月28日 19時
