男悪魔の恋心 ページ40
───────tn side──
「大先生、良かったんか？」
「ん、なにがぁ？」
Aさんにメールを送り、大先生に話しかける。
こいつはAさんのことが好きだった。一目惚れだそうだ。
恋愛経験０の俺に何度も相談してきたからよく知っている。
好きな人をライバルと一緒に居させることなんて、辛いに決まってる。
「Aさんのことや。」
「あぁ、もう、諦めるよ。」
「...ええの？」
大先生の家に向かいながら会話を交わす。
「うん。見てたで分かるわ、Aちゃん、シッマのこと好きやもん。
両思いやのに俺がおったら邪魔やん？」
まぁ、いつから好きなのか分からないが、俺から見てもそれは分かった。
Aさんは俺らを見る目とシッマを見る目が明らかに違う。
本人は自覚がないんだろうけど、信用というか、とにかく特別視だ。
実際昨日「シッマのことどう思っとるん？」と聞いたら
「どうもこうも、キンさんはキンさんやん。私の大好きな愛犬よ。」
って言ってたし。
しばらく続いた沈黙を破ったのは大先生だった。
「なぁトントン、」
「...なんでしょ」
「失恋って、、つらいなぁ」
そういう大先生の声は明らかに泣いていた。
｢今まで、沢山の女を泣かせた報いなんかなぁ...｣
「さぁな。...今日は俺が飯作ったるわ。ヤケ食いや。」
「うんっ......」
二人の男悪魔は月明かり照らす空へと羽ばたいて言った。
───────A side──
「それでな、俺、断ろうと思ってんけど親父途中で電話切って話せへんかってん。」
「うん。」
「俺はご主人が好きや。愛しとる。やから他の奴ましてや嫌いな奴と結婚すんなんて嫌や。」
「...うん。」
さらっと愛してるとか言うなよ照れるだろうが。
「...ご主人、これから言うことはご主人が決めることや。
嫌やったらはっきり断ってくれ。その方が俺もケジメが着く。」
「うん。分かった」
キンさんは真剣な目で私を見る。
これから聞こえてくる言葉に背筋を伸ばす。
「俺と、逃げてくれへんか？」
キンさんはそう言って私を見つめた。
負けじと私も見つめ返す。
「宛はあるの？」
「無い。兎に角親父から逃げる。危険なことに巻き込まれるかもしれへん。
それでもご主人は着いてきてくれるか？」
私は...
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セエレ(プロフ) - アンコさん» ああ！！ほんとだすみません教えてくださってありがとうございます！！大好きだなんてもう…ありがとうございます！頑張ります！ (2023年5月5日 7時) (
レス) id: b81e176fb0 (このIDを非表示/違反報告)
アンコ(プロフ) - 大っっっ好きです！更新頑張って下さい。応援してます！！！！（今気づいたんですけどオリ作はずれてないっす！勘違いだったらごめんなさい。） (2023年5月5日 2時) (レス) @page34 id: c83f1d8e6a (このIDを非表示/違反報告)
セエレ(プロフ) - 誰かの裏垢さん» 誰かの裏垢さん、2回目のコメントありがとうございます！！好きなんて言っていただけて嬉しい限りです！！ (2023年5月4日 22時) (レス) id: b81e176fb0 (このIDを非表示/違反報告)
誰かの裏垢(プロフ) - おおおおお！！！遂に！！凄いですねおめでとうございます！！！この小説めっちゃ好きなのでこれからも頑張って欲しいです！！！ (2023年5月4日 22時) (レス) @page34 id: a08d7a8532 (このIDを非表示/違反報告)
セエレ(プロフ) - 誰かの裏垢さん» ありがとうございます！ネタが溢れてしゃーないので更新頻度は割と高めになるかと思われます！応援ありがとうございます！ (2023年5月1日 19時) (レス) id: b81e176fb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セエレ x他1人 | 作成日時：2023年4月28日 19時
