どうしたらいいんだろう ページ33
───────A side──
「ぐっ、ふぅ、っっ、」
校舎の一番端の誰も来なさそうな階段の下、私は声を殺して泣いている。
私が馬鹿みたいじゃん。勝手に過信して、唯一の信頼出来る相手に気を遣わせて、嫌われて。
もう、どうやって生きてったらいいの？お家に返して。
こんな事になるならあの時神社になんて行かなければよかった。
あの時神社にさえ行ってなければこんなことにはならなかったのに。
.......嫌わないで。
ただ、愛されていると信じていた愛犬に嫌われるのを恐れていた。
...今日、どこに居ればいいんやろ。
家もないし、トントンさんにも迷惑かけたくないし。ってか誰にも会いたくない。
もうここで寝ちゃおう。
「...ちゃん？ナレアちゃん？」
呼ぶ声と体を揺さぶられる感触で目を覚ます。
「...キンさん？」
「僕やで。ウツ。」
「ウツ、さん、」
「わ、ど、な.....な、何があったか話せる？」
多分私の目は腫れてるんだろう。
女の子の扱いになれてる彼はそれに気付いてくれて、相談に乗ろうとしてくれた。
「ウツさん、どうしよ、キンさんに、、嫌われてまった。」
口に出しながらまた涙が溢れてきた。
「.....は？」
そう言い放ったウツさんの声は今までに聞いたことないくらい低くて、冷たかった。
───────ut side──
僕の好きな人、Aちゃんが昼から見当たらない。
午後の授業にも出とらんかったし。どうしたんやろ。
探してみよ。
「おらん...」
体育館、図書室、保健室、その他の教室、
Aちゃんが行きそうなところをしらみ潰しに探したが見つからない。
もう後は誰も使わないあの階段通路くらいやぞ。
取り敢えず行ってみるか。
「！！Aちゃん！」
いた。階段の下。誰にも気づかれなさそうなところに。体育座りをして寝ている。
「Aちゃん？Aちゃん？」
体を揺すって起こす。
「...キンさん？」
あぁ、やっぱり最初に出てくる名前はあいつなんやな。
「...僕やで。ウツ。」
「ウツ、さん、」
顔を上げたAちゃんの目は酷く腫れていた。
恐らく泣いていたのだろう。
「わ、ど、な.....な、何があったか話せる？」
「ウツさん、どうしよ、キンさんに、、嫌われてまった。」
そう言いながらまたボロボロと涙を零す。
「.....は？」
そう言い放った声は、自分でも驚くほど冷たかった。
作者よりお礼の言葉とお話。→←女子って怖いよね。特に恋する乙女。
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セエレ(プロフ) - アンコさん» ああ！！ほんとだすみません教えてくださってありがとうございます！！大好きだなんてもう…ありがとうございます！頑張ります！ (2023年5月5日 7時) (
レス) id: b81e176fb0 (このIDを非表示/違反報告)
アンコ(プロフ) - 大っっっ好きです！更新頑張って下さい。応援してます！！！！（今気づいたんですけどオリ作はずれてないっす！勘違いだったらごめんなさい。） (2023年5月5日 2時) (レス) @page34 id: c83f1d8e6a (このIDを非表示/違反報告)
セエレ(プロフ) - 誰かの裏垢さん» 誰かの裏垢さん、2回目のコメントありがとうございます！！好きなんて言っていただけて嬉しい限りです！！ (2023年5月4日 22時) (レス) id: b81e176fb0 (このIDを非表示/違反報告)
誰かの裏垢(プロフ) - おおおおお！！！遂に！！凄いですねおめでとうございます！！！この小説めっちゃ好きなのでこれからも頑張って欲しいです！！！ (2023年5月4日 22時) (レス) @page34 id: a08d7a8532 (このIDを非表示/違反報告)
セエレ(プロフ) - 誰かの裏垢さん» ありがとうございます！ネタが溢れてしゃーないので更新頻度は割と高めになるかと思われます！応援ありがとうございます！ (2023年5月1日 19時) (レス) id: b81e176fb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セエレ x他1人 | 作成日時：2023年4月28日 19時
