【呪術廻戦】君に伝えるまであと_【禪院直哉】

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そう言うとどんどん周りが夜の姿へと変えていく



「見つけたら教えたる。だから最初はお前が祓えや」


"お手並み拝見的な？"


「そう言った所やな」


そう話しながらコツコツと音を立て廃マンションを探索する


「にしても三級相手に二級呪霊とはな、ちゃんと一筆書けたん？」


"こんなんで死ぬわけないでしょ､書いてないよ"


「そうなん？一筆書かな親御さんが悲しむで？」



"誰も悲しまないよ｡"


何やそれ、今まで愛されたことないような言い方やな


"…あ。見つけた"「お、おったおった」


「おい、被せんな言うたやろ」


"だから被せたつもりはないよ"


「まあええわ、はよ祓ってみ」


"分かってるよ､すぐ終わらせるから"


そう言うと呪霊も此方に気づいたのか近付いてくる


彼女は腰に巻き付けた小さなウエストポーチから紙らしきものを一枚取る


"これは…術式使う必要なさそうだね"


小さく呟くと近付いてくる呪霊にぴたっと紙を貼る


"はい、終わり"


もう終わったん？そう思うと呪霊の姿もが消える


「は？…お前今何やったん？」


"封印しただけだよ。私の呪力がこもった御札を貼ると封印できるの"


「へぇー…てことは札無しじゃ戦えないっちゅう事やな」


"まあ…言っちゃえばそうかも"


「じゃあ雑魚やな｡術式もしょっぼいんやろ」


"人によってはしょぼいかも"

「かもじゃなくて事実やろ、…てかまだ帳降りてないんか」


"さっきのは弱かったし、本命は別にいるのかもね"


「どっちでもええわ、ぱぱっと終わらせるで」

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