千切くん髪の毛を弄りたい【千切豹馬】

嫉妬。 ページ16

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「……A、今日まだやって貰ってない…早くやれ」




「……糸師凛……？A、もしかしてこいつにも」





「こいつか？お前をそんな顔に、」




『ちょ、凛くんやめて』









……正直、今凛くんが来てくれてすごいほっとしてる




もう、自分が矛盾だらけで嫌になりそう











……ダンッ




『……へ、』






……何故か、豹馬くんに後ろの壁を叩かれている状況




……豹馬くんが、怒ってる






『(……怖い)』









「……Aは、髪を結ばせてくれるなら、誰でも良かったのかよ……」



『っ、そんな』



「俺に、見せたあの顔は、誰にでも見せたのかよ」






……何の事を話してるの？




自分ですら何のことを話されてるのか分からない





……そんな自分も嫌だ






「……俺は、お前じゃなかったら嫌だったのに」







……何を言ってるの？







「……やめろ。こいつがなんでお前に優しくしてたかは知らねえが…、こいつ悲しませんなら、消えろ」




「……っ」



「千切、やめろ、もう。」



「……潔」







何だったの、豹馬くん








なんで、そんな私を私を渡したくないみたいな目で見るの？





なんで、そんな悲しそうにしてるの？






『(……豹馬くんが、分からない)』









・







「……なあ、千切…………ちゃんと、話せよ」







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