いつだって君の味方でいたい ページ26
渡辺side
暫くして ようやく落ち着いた彼女は泣き腫らした瞼を隠して必死に謝罪を始めた。
｢ご、ごめんねっ。翔太も舘くんも ほんとにごめんねっ｣
取り乱した自分を見せたことがない彼女だから、ものすごくテンパってるんだろうな
渡｢謝ることないよ｣
俺には そう言ってあげることしかできない。
｢舘くんにも……恥ずかしいとこ見せちゃった、ね｣
瞼が重いのか、ゴシゴシと目尻辺りを擦る、すると、
宮｢気にしないで。それより そんなに擦ったら赤くなっちゃいますよ？｣
｢あっ…｣
涼太に擦る手を握られてシュンと塞ぎ込むAちゃんは、いつもより幼く感じた。
時間はもうすぐ午前2時。
そろそろ帰って休ませてあげないと。
渡｢Aちゃん、家まで送るわ。明日も仕事だろ？｣
｢……うん｣
宮｢じゃあ タクシー押さえてくるよ｣
渡｢ありがとう｣
大通りへ向かった涼太。
忘年会シーズンだしきっとすぐに捕まるだろうから、俺たちも後を追う方がいいな。
渡｢Aちゃん行こう？｣
帽子を深めに被らせて、ふらふらなAちゃんの肩を抱き彼女の歩幅に合わせて歩く。
帽子で表情が伺えないけど、たぶんめっちゃ塞ぎ込んでることは分かって肩を抱く手に力を入れた。
宮｢タクシー捕まったよ｣
渡｢Aちゃん先乗って。頭気をつけてね｣
続けて俺も乗って、涼太も乗ってくると思ってたけど待てども来ないので、
渡｢涼太？｣
渡｢翔太、もう酔い冷めてるだろ？ だったら俺は……」
渡｢…わかった。大丈夫。なんもしぇから｣
宮｢うん。翔太は大丈夫だね｣
涼太は良い奴だ。
Aちゃんのことを気遣って俺一人に任せてくれようとしたんだと思う。
普段弱さを見せないAちゃんはきっと俺でさえも気を使うだろうから。
それでも佐久間のことも気にして、最後に念を押されたけどな。
”翔太は大丈夫だね”
その保証はどこにもない。
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ゆきんこ(プロフ) - uzuuzuさん» コチラに久しぶりのコメントで嬉しいです！ありがとうございます。翔太くん良いライバル役になってくれてますので、この先も楽しんでもらえると良いんですが(^^) (2020年12月29日 7時) (
レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
uzuuzu(プロフ) - まだ、途中までなんですけど、佐久間推しなんですけど、まじでしょっぴーかっこいい…ゆきんこさん、素敵なお話をありがとうございます。 (2020年12月26日 9時) (レス) id: bf71f8c0d1 (このIDを非表示/違反報告)
☆ゆきんこ☆(プロフ) - リナさん» そうです！そうです！訂正していたつもりがつもりで終わってまして(>_<)教えてくださり有難うございました！元カノがちょっと色々やってくれる感じですね。別れた理由について此処では伏せて起きますね(^-^)本当に有難うございました！ (2020年9月8日 6時) (レス) id: 2caaa8d9b9 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - 3人きょうだい？あれ？お兄ちゃん居なかったでしたっけ？飲食店やってる、みんなをご飯に連れて行ったところの。元カノってやっぱ最大の敵って感じですね。3ヶ月で別れるって雪サイドで何かあったんですかね？ (2020年9月8日 1時) (レス) id: 7aedc618bf (このIDを非表示/違反報告)
あべさく担 - Yumeさん» わかりました！ (2020年5月30日 10時) (レス) id: 7ba432eed6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆ゆきんこ☆
| 作成日時：2020年5月22日 9時
