お昼休み ページ14
by 宏太
光に呼ばれて、伊野ちゃんと一緒に食堂に行くと、同じタイミングで高木もやって来たので、全員で席につく。
慧「白米♪ 白米♪」
雄也「おかか♪ おかかお握り♪」
白握りを見て喜ぶ伊野ちゃんも、おかかお握りを見て喜ぶ高木も、ガキの頃と変わっていないなと思いつつ、皆に声を掛ける。
「それじゃあ… いただきます!」
雄慧光「いただきます!」
慧「やっぱり、白米は美味いわ!」
雄也「伊野尾くん、おかかお握りには敵わないと思うよ!」
「お前ら、ガキの頃とちっとも変わっていないな!」
光「何を仰有る、薮宏太さん! 貴方がトマトを食べられないのも、ガキの頃とちっとも変わっていませんが?」
「んぐ! 唐揚げが喉に…」
光「高木や伊野ちゃん以上に、コイツが一番、ガキの頃と変わっていないわ!」
相変わらずの光の強烈なツッコミに、思わず唐揚げを喉に詰まらせたけど、こうして4人で楽しく食事が出来るのも、嬉しいことだと思う。
俺も伊野ちゃんも、光も、高木も、ジャンプに来たばかりの頃は、泣いてばかりで、食事もまともに出来なかった。
俺は伊野ちゃんはまだしも、光は仙台から、高木は神戸から東京にやって来たこともあって、こっちの味付けに馴染めず、尚更、大変だった。
それでも、施設長夫妻が付きっきりで食べさせてくれたお陰で、皆、身体も大きくなった。高木なんて、横にも大きくなったからね!
雄也「薮くん、全部聞こえてるよ! ていうか、俺が横に大きくなったんじゃなくて、薮くんが痩せ過ぎなの! 身長が同じ178なら、体重は俺の65くらいが標準で、薮くんの55は痩せ過ぎだよ。」
光「そういえば、俺と伊野ちゃんも、身長は同じ174だけど、体重は俺がピッタリ60くらいなのに対して、伊野ちゃんは辛うじて50有るか無いかだからな…」
光「せめて、薮は60くらい、伊野ちゃんも55くらいになるように、今日の晩飯から、量を増やす!」
ということで、俺と伊野ちゃんの増量作戦が始まります。
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作者名:Yuma-Hamamatsu | 作成日時:2016年2月21日 1時