２話 ページ2
｢ん、、、、、｣
懐かしいような朧気な記憶の再生の中目を覚ます
｢懐かしいなぁ、、、あの子なんて名前だったっけ、｣
7つ下で近所の元気な男の子。
夜に偶然近くの公園で蹲ってるのを見つけた。
こんな遅い時間に小さな男の子がぽつんと一人。
近寄り声をかければ光の無い目をしていた。
話を聞けばどうやら家庭環境が複雑だそう
なんでこんな小さな子を、。
当時の私は随分と腹立った記憶がある。
そのまま優しく手を引き家に招いたのだ。
母に事情を説明すれば同様にその子の親への怒りと深い愛情を彼にあげた
気づいたら懐いてくれるようになり、母も我が子のように私は弟のように接した。
やはり自分の家には帰らないといけないので、心苦しいが朝には送り届けた。
また何かあったら家においでと一言添えて。
頻繁に来るようになり数年がたった頃にプロポーズもどき(?)をされたのだ。
就職が決まり地元を出ると話した時は大泣きされたっけ。家を出る頃にはあの子も中学生へと変わっていたので印象深いはずなのに10年近く経つと忘れるなんて記憶力無さすぎる
｢今元気かなぁ｣
のどかな休日の始まり。
ブラックでもホワイトでもない微妙なラインの職場に行かなくて済むと考えただけで幸福感が包む
何しようかな。久しぶりに出かけるもよし、家のことをするも良し。
｢いい天気だから洗濯物やろうかな。後でどっか出かけよう｣
ルンルンになりながらボサボサの髪を少し整え朝食の支度に入る。
朝は簡易的でトーストとココア。加えてソーセージやら目玉焼きやらを作る。
｢いただきます｣
そう言ってから口にふくもうとした途端
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
呼び鈴がなった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 472人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Lefu(プロフ) - ゆるぽろうさん» ゆるぽろうさんありがとうございます！嬉しいお言葉の限りです笑また新作を出すようでしたら呼んでくださればと思います！お付き合い頂きありがとうございました！ (2022年8月10日 21時) (
レス) id: 3b2cfef93a (このIDを非表示/違反報告)
Lefu(プロフ) - アルトさん» アルトさんありがとうございます！そう言っていただけて書いてよかったって思えます、。お読み下さりありがとうございました！ (2022年8月10日 21時) (レス) id: 3b2cfef93a (このIDを非表示/違反報告)
ゆるぽろう - 完結おめでとうございます！！心臓ガッて掴まれました。何回もひやひやした上トゥンクしました。めちゃくちゃ好きですけど！？好きなんですよ！！ほんと面白かったです！！素晴らしい作品をありがとうございました！！ (2022年8月6日 15時) (レス) @page45 id: 4759135296 (このIDを非表示/違反報告)
アルト - 完結おめでとうございます！とてもいい作品でした！knさんの不器用さや夢主の自分の気持ちにだんだん気づいていくところなどの表現などか上手くてとてもよかったです！ (2022年8月4日 23時) (レス) id: e73850917a (このIDを非表示/違反報告)
Lefu(プロフ) - ゆるぽろうさん» うわぁ！ゆるぽろうさん！見つけてくださりありがとうございます笑暖かい言葉感謝です、、ありがとうございます！ (2022年5月5日 21時) (レス) id: 3b2cfef93a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れふ。 | 作成日時：2022年1月21日 20時
