〜キミ(好きな子)の応援さえあれば〜＊楓＊ ページ38
＊
ハルヤの手術は簡単ではなく、成功する確率は低く
失敗する確率の方が上回っている。
野坂とAはそんな確率という言葉に惑わされず
ただただ、成功という言葉を求めてお願いした。
『...治るといいね。』
「ハルヤくんならAの応援があれば生き続けると思うよ。」
『だったら私、いくらでも応援するよ。』
帰り道、そんな他愛もない話をしながら歩いていたAたち。
手術、というワードは聞くだけで恐怖を覚える。
誰の目から見ても手術のイメージは痛いか怖いのどちらかだろう。
『(頑張れ、ハルヤくん。)』
この日は帰り道でも、どこにいる時でも
ずっとハルヤに頑張れと応援し続けた。
神様にこの言葉が届きますように＿＿＿＿＿＿...と。
＊
「...来ちゃったね。」
『来ちゃった...』
二人がいる場所は、ハルヤの入院している病院。
本当は手術の日は来ないで、とハルヤに言われていたのだ。
−「もし手術の日が俺の人生最後だったとしたら
最後に穂村さんの泣き顔を見たくないから...」−
それがハルヤの願いだったのに、やはり気になって来てしまい
今は手術室の前で待機している。
赤いランプは来たときからずっと光っていて
その赤い色が光っている間は何故か心で覆われていった。
手術は朝から始まると言っていたため、始まってからは
2時間以上は経つ。それでも、二人はハルヤが戻ってこられるように
目の前で待ち続けた。
＊
ウトウト微睡むこと早1時間。
それなりに時間がかかっていて本当に成功するのか不安になってきたため
Aは胸に手を当てて深く深呼吸をした。
ふぅ、と吐くと共に手術中のランプがプツッと切れて
野坂はガタンと音を立てて立ち上がる。
手術...終わった...？
そう考えた途端、急にとてつもない不安と恐怖で覆われた。
今から手術室からハルヤが出てくるが...
もし、成功していなかったら？
出てくるまでの時間はほんの少し。
もし死んでいたとしたら、ハルヤが生きている、と希望がもてるのは今だけだ。
何もかもが早すぎて、Aは現実から顔を背けてしまいそうになる。
中からガラガラと音を鳴らしてやって来たのは
ベッドに横たわっているハルヤ。看護師たちは何処かへガラガラと
運んでいく。
「あの、ハルヤさんは＿＿＿＿＿＿」
『悠馬、私が言う。
看護師さん、ハルヤくんは＿＿＿＿＿＿助かりましたか...？』
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神月 - ゆくるさん» 愛知………愛知もいいと思いますよ! (2019年3月15日 7時) (
レス) id: 941209d91a (このIDを非表示/違反報告)
ゆくる(プロフ) - 神月さん» 愛知です！この先の市とかは流石に言えないですが、東京いいなー！です。でんでんはすごいですからねー！ (2019年3月15日 4時) (レス) id: 65c6a6a18f (このIDを非表示/違反報告)
神月 - ん、……東京じゃないんですか?てっきり東京に住んでるのかと思ってました……あ、あと 小説見ました！！やっぱり面白いです (2019年3月11日 16時) (レス) id: 941209d91a (このIDを非表示/違反報告)
ゆくる(プロフ) - 神月さん» ははは（笑）東京に行ってなりたいなーとおもってます！ (2019年3月11日 16時) (レス) id: 65c6a6a18f (このIDを非表示/違反報告)
神月 - ゆくるさん» パティシエ！なるほど……もし、夢がかなったら食べに行きます! (2019年3月10日 9時) (レス) id: 941209d91a (このIDを非表示/違反報告)
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