〜大事な証〜＊ゆくる＊ ページ17
幸い、茅の足は軽い捻挫で済み、それを聞いた瞬間Aはへなへなと座り込んだ。
『良かった、良かったよ、茅ちゃん…』
さっきまで憎くてしょうがなかったのに、Aは私のことで泣いている…。
それが不思議で、嬉しく、思わず本音を言う。
「なんでそんなに私を思ってくれるの…」
『さっき言ったのもそうだし、茅ちゃんは私の大事な仲間だよ。その仲間は一緒に頑張ってきたから、
人生に欠かせないくらい大切なの』
Aの純粋で真剣な気持ちが、茅の心をどんどん暖めていた。
体育館に戻ると、点数は同じになっていた。
「穂村ー！やっぱお前がいないと辛いぜ…！
さっ、初めてくれよ！」
Aはやる気に満ち溢れていたが、捻挫で怪我してしまった茅が心配でしょうがなった。
それに反応しているのか、ボールのコントロールがうまくできなくなってくる。
『くっ…』
さっきまでほぼ完璧なレシーブだったのに、力は全て抜けてしまったよう。
Aのプレーの調子で、見学していた茅はいてもたってもいられない。
「私、やります」
先生に一言いい、コート内へと移動した茅。
『茅ちゃん、休まないと…』
「あなたと戦いたいから。
“ライバル”って思えたから」
それを聞いて嬉しくなったAは、笑顔でプレーし始めた。
ピッー
笛のホイッスルとともに、Aたちの勝ちが決まった。
Aを誉め称えながら全力で喜ぶ。
一方、茅たちは茅を鋭くにらんだ。
「(あーあ、負けちゃった)」
悔しい気持ちはあったが、みんなの視線など気にならず、清々しいことに気づいた。
「“ライバル”っていいな…」
Aを大好きになったのと同時に。
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神月 - ゆくるさん» 愛知………愛知もいいと思いますよ! (2019年3月15日 7時) (
レス) id: 941209d91a (このIDを非表示/違反報告)
ゆくる(プロフ) - 神月さん» 愛知です！この先の市とかは流石に言えないですが、東京いいなー！です。でんでんはすごいですからねー！ (2019年3月15日 4時) (レス) id: 65c6a6a18f (このIDを非表示/違反報告)
神月 - ん、……東京じゃないんですか?てっきり東京に住んでるのかと思ってました……あ、あと 小説見ました！！やっぱり面白いです (2019年3月11日 16時) (レス) id: 941209d91a (このIDを非表示/違反報告)
ゆくる(プロフ) - 神月さん» ははは（笑）東京に行ってなりたいなーとおもってます！ (2019年3月11日 16時) (レス) id: 65c6a6a18f (このIDを非表示/違反報告)
神月 - ゆくるさん» パティシエ！なるほど……もし、夢がかなったら食べに行きます! (2019年3月10日 9時) (レス) id: 941209d91a (このIDを非表示/違反報告)
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