【親世代】狼に好かれた真っ白な狼【リーマス･ルーピン】 (ページ13)

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ハロウィンページ13

なんだかんだ気がつくと既にハロウィンがやってきた。

私は学校ではホグワーツ1の美女と頭脳を持っていると噂され、学年問わず人気が出たみたいだ。

現実でもそれだけ優秀だったら良かったんだろうなぁ…なんて考えた。

ホグワーツのハロウィンは仮装をするのが恒例みたいだ。

夜になりますますハロウィンの空気感が訪れた。

エディと一緒に大広間に行くとジェームズとシリウスが何が配っていた。

『それは何？』

｢聞いて驚くなよ？これはくじだ！｣

『………』

｢ちょっと待って！そんな顔をしないで！｣

『いや、手から配ってるからこれはクジではないわ。』

｢まぁまぁそこは置いておいて、この紙切れを開くとそこに書かれていた動物等に変身するんだ！結構頑張って作った力作なんだけど！試してみない！？｣

私はジェームズに誘われエディと一緒に渡された紙を開いた。

ポン！

と小さな音を立てて煙が舞う。

『あら、エディ！それは…ライオン？金色の髪に良く似合ってる！』

｢あー、Aはきっと…猫だね！しっぽまで生えてる！｣

私は背中を見ると確かに白いしっぽが生えていた。

『うわぁ、ちょっと恥ずかしいんだけど』

と言って笑う。

『でもエディもしっぽ生えてるよ！』

と言うとエディは少しだけ頬を染めた。

｢さ、大広間に行こ！｣

と言って足早にその場を去って大広間へ向かった。
私も後を追いかけ席に着くと先にピーターとリーマスが座っていた。

『あら！リーマス！貴方…もしかして狼？』

｢…やぁ。…そうなんだ…かっこ悪いだろ…｣

めっちゃテンション下がってる。
そりゃそうだよね、狼なんだもんね。
あれ？でも3年生ってことは…ジェームズ達はリーマスが狼だって事に気がついてるはず…。

『これはきっとジェームズ達が自信を持ってって言ってる気がするよ！私は狼になったリーマスもとってもかっこいいと思うよ！』

そう言うとリーマスの目は大きく開かれた。

｢あ、ありがとう。なんだか元気出てきたよ！お礼にチョコ食べる？ホワイトなんだけど。｣

『もちろん！でも欲を言うとビターが好きかも。』

なんて言ってみると懐からビターチョコが出てきた。

『どんだけ持ってるの！？』

｢魔法のポケットなんだ！チョコが沢山出てくる！｣

『便利なポケットだね！』

｢どういたしまして！はい、ピーターも！｣

リーマスはキラキラ輝く笑顔だった。